防水工事の流れ
＊防水工事を始める前に
1.現場調査と劣化診断
業者はいきなり防水工事を始めることができません。
実際には先に現場のチェックを行う必要があります。
まずは状態を見てから判断します。
2.状況に適している工法と塗料の提案
例えば、雨漏りならばどこから水漏れが発生しているのか、壁や屋根をチェックして原因や状況に合わせて工法や塗料を業者が選択します。
3.見積書の確認と契約
選択した工法と塗料などから現段階の費用の見積もりを出して、了承されれば契約完了となります。
4.施工工程の説明と事前打ち合わせ
契約後、施工依頼主の予定に合わせた工事日程と打ち合わせを行います。
事前の説明はきっちり行われます。
＊防水工事が始まってから
1.工事する場所を高圧洗浄で綺麗にする
コンクリートや防水層の表面は大抵埃やコケ類などの汚れがこびりついています。
また、砂や有害物質なども大量に蓄積されており、これらを取り除かないと密着性が低下してすぐに塗料が剥がれてしまいます。
2.必要な場合は下地処理を行う
例えば、表面に凹凸があった場合はそのまま工事を行ってもうまくできないことがあるのでこの時点で壁面を平滑にすることが重要です。
「シール擦り込み」や「低圧注入」などの工法を使って、下地を綺麗に剥がして補修します。
防水効果を高めるためにも重要な処理になります。
3.塗膜形成までの防水効果を高めるため養生シートを貼り付ける
塗装が付着してはならない部分に養生シートを使って覆います。
4.防水層を作る
5.保護層の上塗りをして、乾燥させて終了
＊防水工事が終わった後
1.仕上がり検査
施工依頼主と一緒に仕上がり状態をチェックします。
2.お引き渡しと工事終了
防水保証書を受け取って工事が完了です。
終わりに
今説明した流れは様々な工法がある中でまとめた大体の流れです。
どの工法を使うかによって多少の誤差がありますのでお気をつけ下さい。
ぜひこの機会に外壁塗装と一緒に防水工事をすることを検討してみてはいかがでしょうか。
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