外壁の塗料が色褪せを起こしてきて悩んでいる方は少なくないでしょう。
色褪せしていると家の外観の印象もあまりよくありませんよね。
そこで今回は、外壁塗料の色褪せについて解説します。
外壁の色褪せが気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
□塗料の色褪せが起こる原因とは
外壁塗料の色褪せはなぜ起こるのでしょうか。
その原因について解説します。
1つ目の原因としては、顔料中の結合が一部切れてしまうことです。
顔料は他の物質と同様に分子同士が結合して形成されています。
しかし、紫外線のもつ強いエネルギーにさらされると、顔料の化学的な結合が切断されて色味が出なくなってしまいます。
これにより、色褪せが起こってしまうのです。
2つ目の原因としては、化学変化があります。
酸性雨などによって物質が酸化するような化学変化が起きると、色褪せが起こりやすくなります。
鉄がさびて赤や黒に変化したように見えるのも同じような原因です。
□色褪せが起こりやすい色と起こりにくい色について
実は、塗料は色によって色褪せ具合が異なることを知っていますか。
色を変えるだけで色褪せしにくくなるのはうれしいですよね。
ここでは、色褪せが起こりやすい色と起こりにくい色についてご紹介します。
色褪せは、彩度が高い色や暖色系の色によく見られます。。
主に赤や黄、緑が該当します。
赤は光に対する耐性も高くなく、色褪せが目につきやすいです。
そのため、他の色を採用している場合に比べて塗装の頻度が多くなってしまいます。
黄色は色褪せが早く起こりやすい色です。
最近ではクリーム系の色が外壁に使われることも多いですが、この系統の色も汚れとともに色褪せも目につきやすくなります。
緑は赤や黄色ほどではないものの、色褪せしやすい色の1つです。
明るめで彩度の高い緑であると、余計に色褪せが目につきやすくなります。
色褪せをできるだけ避けたいときはこれらの色はあまり選ばないことが大切です。
逆に色褪せが起こりにくい色は白、黒、青です。
白はその中でも最も色褪せが起こりにくい色です。
理由としては、白は太陽光を吸収しにくく紫外線のダメージを受けにくいことが挙げられます。
また、白は色褪せしても目につきにくいことも特徴です。
ただし、汚れは目につきやすいのでその点は注意が必要です。
黒は白の次に色褪せが起こりにくい色です。
原子同士の結びつきが強いためとされています。
青も紫外線の影響を受けにくい特性があるため色褪せすることがあまりない色です。
色を選ぶ際は、これらのことと住宅の雰囲気に合うものを考慮して選ぶとよいでしょう。
□まとめ
今回の記事では、塗料の色褪せが起こる原因と、色褪せの起こりやすい色と起こりにくい色の種類について解説しました。
できるだけ色褪せしないような色を選んで外観をきれいに見せたいですよね。
色選びに関して分からないことがあればお気軽にご連絡ください。
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