こんにちは!池田塗装の池田です。
本日は、「太陽光パネルの下は塗装できるのか?」という、お客様から非常によくいただく疑問にお答えします。
太陽光パネルを設置されているご家庭にとって、屋根の塗り替えをご検討される際に、パネル下の塗装に関する疑問は避けて通れません。
私どもの実際の現場経験に基づき、その疑問を徹底的に解消いたします。
目次
太陽光パネル下の屋根塗装の基本的な考え方

太陽光パネルが屋根に設置されている場合、屋根塗装の工事はどのように進めるのでしょうか。お客様が最も気になる「塗れない部分」をどうするのか、実際の現場の状況に基づいて解説します。
太陽光パネルの下は基本的に塗装しない
パネルが設置されている屋根を塗装する際、多くの場合、パネルを外さずに周囲のみを塗装します。
「パネルの真下って、塗れないんですよね? 後で何か問題になりませんか?」
基本的に、パネルの真下は塗料が塗布できない状態になります。ドーンとパネルが乗っているので、塗り込んで、まわりを少し乗り込む形でした。全体としては高濡れてない状態になると思うんですけど、機能的にはほとんど問題ないことが多いんです。
パネルの周囲を塗り込む形で対応
例えば、屋根の片側(日当たりの良い南面など)にだけパネルが載っている場合を想定してみましょう。パネルが載っていない面は当然、通常の塗装を行います。
パネルが載っている面では、職人がパネルの際を丁寧に塗り込んでいく形で作業を行います。これは、パネルの真下にあるごく一部の屋根材を除いて、しっかりと塗膜で保護するための標準的な工法です。
「塗れていない箇所がある」と聞くと、不安を感じる方もいらっしゃいますが、この部分を塗らなくても機能的な問題になりにくい、合理的な理由があります。
他の場所に比べると、パネルの下は雨も風も紫外線の直射も当たってないため、他の露出部分に比べて劣化しにくいんです。実際に脱着した際の状態を見ても、非常にきれいです。
パネル下の屋根材の劣化は極めて緩やか
屋根材の劣化の主要因は、紫外線(UV)による塗膜の劣化と、雨や風による物理的な摩耗です。
太陽光パネルは、その上に設置されていることで、屋根材を以下の厳しい環境要因から効果的に守ってくれます。
- 紫外線(UV)の遮断: パネルが屋根材に直射日光が当たるのを遮断します。これにより、塗膜の劣化が大幅に抑制されます。
- 雨風からの保護: パネルが雨や風を直接受け止めるため、パネル下の屋根材はほとんど摩耗しません。
実際にパネルを外した現場を見ると、「ホコリや少しの汚れはあるものの、痛み方としては非常に緩い状態」を保っています。そのため、特に築年数が浅い1回目の塗装では、機能上の問題は全くないと判断することが多いのです。
太陽光パネルを外して塗装する「脱着工事」について

「でもやっぱり、ソーラーの下が濡れてないんだと、なんか気持ち悪い」とか「完璧に塗っておきたい」という方もいらっしゃいます。そのような場合は、パネルを一時的に外して塗装する「脱着工事」を行うことができます。
パネル下の屋根材も含めて全体を塗装したいという方は、脱着工事を選択することになります。これは、一度ソーラーパネルを屋根から外して(脱着)、屋根全体を塗装し直した後に、再度パネルを設置し直す工事です。
脱着工事の費用と流れ
パネル下の屋根材も含めて全体を塗装したい場合は、脱着工事を選択することになります。これは、一度ソーラーパネルを屋根から取り外し、屋根全体を塗装した後、再度パネルを設置し直す工事です。
「パネルを外して塗装する場合、やはり追加で費用がかかりますよね?」
「はい。パネルの脱着は専門的な作業となり、それなりの費用が発生します。どうでしょう、脱着費用だけで15万とか20万くらいかかることが多いです。通常、屋根塗装100件のうち、本当に1件のお宅が希望されるかどうかという頻度ではありますが、もちろん対応は可能です。」
脱着費用は15万円~20万円程度が目安
太陽光パネルの脱着は、電気配線の取り外し・再接続を含む専門的な作業であり、通常の塗装費用とは別に専門業者による費用が発生します。この脱着費用だけで、15万円〜20万円程度が目安となります。
この追加費用をかけることで、屋根全体の防水性を高めることができますが、機能的な必要性と費用対効果を慎重に検討する必要があります。
脱着工事の必要性と判断基準
パネルを外してまで塗装を行うべきかどうかは、ご自宅の築年数と塗装回数によって検討の基準が変わってきます。
1回目の塗装の場合(築10年~15年程度)
1回目は特にそこまで傷んでいないし、防水機能もまだ保たれています。
「塗装する必要はないかな」という感じです。機能上の問題がないのであれば、高額な脱着費用をかけてまで行う必要性は薄いと言えます。
2回目以降の塗装の場合(築20年、30年程度)
築20年、30年と経ってくると、状況が変わってきます。
2回目以降は、やっぱりその屋根材の状態を見ながら判断します。特に築20年、30年経ってくるタイミングですと、その屋根材の状態によっては、パネルを脱着して下地をちゃんと塗装してあげて戻すということも考えてもいいかもしれません。
築年数が進むと、パネルの下であっても、屋根材そのものの耐久性が低下し始める可能性があります。また、パネルの架台(金具)の設置部分の防水処理の経年劣化なども考えられます。このタイミングでは、屋根材の寿命を延ばし、全体をリフレッシュするという意味で、脱着を検討する価値が出てきます。
太陽光パネルの寿命と塗装のタイミング

パネルが設置されている屋根の場合、「パネルがあるから」という理由で塗装を先延ばしにされているケースも見受けられます。
パネルと屋根材、それぞれの寿命を考慮したタイミングの考え方を解説します。
パネルが壊れるまで塗装を待つ
パネル設置後の塗装について、「パネルの寿命が来て、撤去する時に初めて屋根全体を塗装すればいいのでは?」という考え方もあります。
「パネルが壊れて撤去する時に、屋根全体を塗装するというのはどうでしょうか?」
「そういう考えも、実はなくはないかなという感じです。パネル撤去時であれば、脱着費用なしで全体を塗ることができます。」
パネル本体の寿命や、電気を変換するパワーコンディショナー(パワコン)の交換時期に合わせて屋根塗装の計画を立てることは、脱着費用を発生させずに済むという点で一つの選択肢となります。
塗装をしないことのリスク
ただし、注意が必要です。パネル下の屋根材は傷みにくいとしても、パネルが乗っていない周囲の屋根材は常に紫外線や雨風に晒され、どんどん劣化しています。
屋根塗装の最も重要な目的は、雨漏りや屋根材の致命的な損傷を防ぐことです。パネルの寿命を待つことで、露出している屋根材の保護が間に合わず、先に限界を迎えてしまうリスクがあります。
機能的な面から見ると、塗装の優先順位は明確です。
私たち池田塗装では、機能的な面と経済的な面の両方から、お客様に最適なアドバイスをしています。
「パネルの下は、他の場所に比べると雨風も紫外線も当たっていないため、非常に緩い状態にあります。そういう意味では、本当に1回目の塗り替えとかだったら、全く気にしないで、特にそんなにしっかりした塗装をしなくても、機能上の問題は全くないと思いますね。」
パネル下の塗装は、必須ではなく、お客様の予算とご要望によるオプションの扱いです。
- 1回目の塗装: 露出部分の防水性を確保し、脱着費用を避けることを最優先します。
- 2回目以降の塗装: 費用はかかりますが、屋根材の状態に応じて、全体を塗装して寿命を延ばすことを検討します。
まとめ~横浜市での外壁塗装・屋根塗装なら
本記事では、太陽光パネルが設置された屋根の塗装について、基本的な施工方法、パネル下の屋根材の劣化状況、そしてパネルを外す「脱着工事」の費用や必要性について詳しくお伝えしました。
太陽光パネルの下の屋根材は、紫外線や雨風から守られているため、基本的に劣化が遅く、1回目の塗装(築10~15年)では無理にパネルを外してまで塗装する必要性は低いというのが、現場の経験に基づいた池田塗装の見解です。
パネルの周囲のみを塗装し、脱着費用(15万~20万円程度)をかけずに済ませるのが経済的かつ合理的です。しかし、築20年、30年と経つ2回目以降の塗装では、屋根材全体の寿命を延ばすために脱着を検討する価値が出てきます。
屋根塗装は、ご自宅の防水性と耐久性を守る重要な工事です。特に太陽光パネルが乗っている屋根の場合、パネルの有無や築年数によって最適な判断が異なります。
私たち池田塗装は、神奈川県川崎市・横浜市の地元に20年以上密着し、4,000件超の豊富な実績を持つ大規模修繕専門店です。
1. 質の高い施工と安心の提供
お客様に対して誠実であることを大切にし、質の高い仕上がりと安心をご提供するために、すべての作業を熟練の自社職人が責任をもって行います。経験と技術を持った専門の職人が、下請けに丸投げすることなく当事者意識をもって施工にあたります。
2. 豊富なノウハウによる問題解決
23年間のノウハウで大規模施設の課題を解決してきた経験は、一般住宅の複雑な屋根塗装にも活かされています。専門職人が、会社全体で共有しているノウハウを活かし、太陽光パネル周りの防水処理など、経験に基づいた最適な提案と丁寧な施工で問題解決と施工を行います。
3. 適正価格での高品質サービス
私たちは、余計な経費や中間マージンをできる限り削減し、本当に必要な工事費用だけで施工しています。目指すのは「品質は大手の2倍、費用はそのまま」。無駄を省いた価格で、高品質なサービスをお客様にお届けします。
太陽光パネルの載った屋根の塗装計画でお悩みでしたら、ぜひ豊富な実績と確かな技術を持つ池田塗装にご相談ください。最適なプランをご案内いたします。
横浜市で外壁の補修や塗装をお考えの方は、地元密着の池田塗装に安心してお任せください。
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この記事の著者について

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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)










































































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