
外壁に現れる劣化のサイン、見逃していませんか?
「最近、壁を触ると白い粉がつく」「塗装してまだ数年なのに色が褪せてきた」――こうした小さな変化が、建物の深刻な劣化の兆候であることは珍しくありません。外壁塗装を検討する際、まず知っておきたいのが、これら劣化症状の正しい見分け方と用語の意味です。
本記事では、外壁に現れる代表的な劣化症状を10項目に分類し、わかりやすく解説します。チョーキング、クラック、塗膜剥離といった専門用語が示すトラブルの意味、発生の原因、放置した場合のリスク、そして有効な対策までを丁寧にご紹介。
「そろそろ塗装を考えたいけど、何が劣化か判断できない」
「業者との打ち合わせで出てくる専門用語がわからない」
そんな方でも、この記事を読めば安心して次のステップへ進むことができるようになります。
【この記事でわかること】
- 外壁に現れる代表的な劣化症状の種類と特徴
- 各症状の見分け方、原因、放置リスク
- 劣化を防ぐための対策と塗装前のチェックポイント
目次
- 1 チョーキング現象とは?外壁に現れる粉の正体
- 2 変色・褪色(へんしょく・たいしょく)とは?色あせの仕組みと見分け方
- 3 クラック(ひび割れ)とは?外壁にできる線状の割れの正体と見分け方
- 4 爆裂(はくれつ)とは?外壁劣化で進行する深刻なコンクリート損傷
- 5 雨漏りとは?外壁劣化が招く“水の侵入”とその影響
- 6 サビ(錆び)とは?金属部材に起きる酸化反応と外壁への影響
- 7 塗膜とは?外壁を守る膜の役割と劣化サインの見分け方
- 8 ブリード現象とは?塗膜を侵す内部成分の浮き出し
- 9 エフロエッセンスとは?白っぽい結晶が出る「白華現象」の正体
- 10 コーキング(シーリング)破断とは?外壁の継ぎ目に起きる典型的な劣化現象
- 11 まとめ~川崎市の外壁塗装・屋根塗装のことなら池田塗装へ
チョーキング現象とは?外壁に現れる粉の正体

「外壁を触ったら白い粉がついたのですが、これって問題ですか?」
「それは『チョーキング現象』と呼ばれる、外壁塗装の劣化サインです。」
外壁に手を触れたとき、指先に白や淡い色の粉がついた経験はありませんか? これは、塗装の表面が紫外線や風雨によって分解され、塗料に含まれる顔料が粉状になって浮き出てくる現象です。見た目には大きな異変がないため、軽視されがちですが、建物にとっては初期の危険信号と言えるでしょう。
【このパートでわかること】
- チョーキングの主な原因
- 確認方法と見分け方
- 放置によるリスクと対策方法
チョーキングの主な原因
チョーキングが起こる最大の原因は「紫外線と雨風による経年劣化」です。塗料は外壁を守るバリアのような役割を果たしていますが、長年紫外線や雨にさらされると、塗膜内の樹脂が分解されてしまいます。その結果、顔料がむき出しとなり、粉のように浮き出るのです。
チョーキングの確認方法
確認方法はとても簡単で、外壁を指で軽くなでてみるだけです。白い粉が指に付着すれば、それはチョーキングが進行している証拠です。色の濃い壁ほど粉が目立ちやすく、確認しやすい傾向があります。
チョーキング現象がもたらすリスク
チョーキングが起きているということは、塗膜の防水性が著しく低下している状態です。このまま放置すると、水分が外壁に侵入しやすくなり、ひび割れや塗膜剥離を招きます。最終的には雨漏りのリスクまで高まるため、早めの対応が重要です。
チョーキングが起きたらどうすべきか?
チョーキングが見られたら、再塗装を検討するサインです。まだ建物全体が劣化していない場合でも、定期的なメンテナンスとして高耐候塗料による塗り替えを行うことで、建物の寿命を延ばすことができます。
チョーキングが起こりやすい場所
日当たりの良い南面や西面、そして雨が直接かかりやすい軒下が浅い面に多く発生します。また、低グレードの塗料を使用した場合や、施工不良による塗膜の未硬化部分でも発生しやすい傾向があります。
チョーキングを防ぐ方法
耐候性の高い塗料(フッ素・無機など)を使用することが基本です。また、施工時には適切な下地処理、塗料の希釈率、乾燥時間を守ることも重要です。さらに、10年ごとを目安に定期点検と塗り替えを行うことで、チョーキングの再発を防げます。
変色・褪色(へんしょく・たいしょく)とは?色あせの仕組みと見分け方

「外壁の色が薄くなってきた気がする…これって単なる汚れ?」
「色が変わってしまったら、もう塗り替えが必要?」
外壁を長く使っていると、塗装したときの色と比べて色が変わる/薄くなるといった変化が生じます。これがいわゆる「変色」や「褪色」です。
見た目だけの問題と考えられがちですが、実は塗膜の耐候性や劣化の進行と密接に関係しています。
【このパートでわかること】
- 「変色」と「褪色」の違い
- 主な原因と発生しやすい条件
- 進行したときの外壁の状態
- 適切な対策・予防法
変色と褪色の違い
変色とは、外壁の色が本来の色調から別の色味に変わることを指します。
たとえば白い壁が黄色みを帯びたり、クリーム色が茶色っぽく見えたりする現象です。これは塗膜の化学的変化や下地の影響が背景にあります。
一方で、褪色は「色が薄くなる・鮮やかさが失われる」現象です。
紫外線により色素が分解されて彩度が落ちたり、日差しの強い面だけ色が薄くなったりというケースが典型です。
主な原因
① 紫外線による劣化(UV劣化)
太陽光中の紫外線は塗膜を構成する樹脂や顔料にダメージを与え、色素を分解してしまいます。特に直射日光が長時間当たる南・西面で進行が早くなります。
② 雨風や湿気
湿気や降雨は塗膜表面を徐々に浸食し、色素を流出させたり塗膜内部の結合力を弱めます。これが褪色やムラの原因となることがあります。
③ 排気ガス・工場煙などの外的要因
都市部や工業地帯では、排気ガス中の化学物質が塗膜表面に付着し、化学反応を起こして塗膜色を変えたり劣化を促進することがあります。
④ 塗料の選定ミス・品質不足
耐候性の低い塗料や、塗料メーカー推奨条件から外れた希釈や施工が行われていると、変色・褪色が早く進みます。
見分け方と兆候
変色・褪色を見分ける方法としては
- 比較点検
塗装時の色見本や隣家・同時期に塗装した面と比べて色が違うか確認します。 - 日当たりの違いで差が出るか
同じ壁でも日当たりの強い部分だけ色が先に変化していれば、紫外線劣化が進んでいるサインです。 - 触覚・光の角度での観察
斜めから光を当てると、色ムラや変色部分がわかりやすくなります。
これらの兆候に気づいたら、変色・褪色が進行している可能性を考えましょう。
変色・褪色が進行すると
色が薄くなったり変わったりするだけでなく、進行が進むと次のような影響が出ることがあります
- 塗膜本来の保護力が低下
→ 紫外線吸収や防水性が落ち、クラックやチョーキングなどの二次劣化を誘発します。 - 美観の低下
→ 建物全体の印象が古びて見えるようになり、資産価値にも影響します。 - 色ムラの進行
→ 一部だけ色が違うと不均一に見えることがあります。
対策・防止策
変色・褪色を防ぐには、次のような対策が有効です:
🔹 高耐候性の塗料を選ぶ
フッ素系・無機系・ハイブリッド系など、耐候性評価の高い塗料を選ぶことで色持ちが良くなります。
🔹 正しい施工管理
塗料の希釈率、乾燥時間、塗布量(㎡当たりの塗膜厚)などを守ることで、耐候性を最大限引き出せます。
🔹 定期点検と早期対応
年に一度程度の点検で色の変化を早めに発見し、必要に応じて部分補修や早めの再塗装を検討します。
クラック(ひび割れ)とは?外壁にできる線状の割れの正体と見分け方

「外壁に細い線が入っているけど、これは何?」
「これって塗装のせい?それとも建物が壊れてる?」
このような疑問を抱く方は非常に多いです。
外壁の「クラック(ひび割れ)」は、表面に現れる線状の割れ目で、見た目以上に内部の劣化・水の侵入リスクを高めるサインです。
ひび割れには原因ごとに種類があり、放置すると塗膜の剥離や雨漏りにつながることもあります。ここでは、クラックの種類・見分け方・対処法までをわかりやすく解説します。
【このパートでわかること】
- クラックの種類と特徴
- ひび割れの見分け方
- 放置した場合のリスク
- 補修方法と塗装との関係
クラックの種類
クラックは、原因やサイズ・深さでいくつかのタイプに分かります。
まずは代表的なものを覚えておきましょう。
1)ヘアークラック
髪の毛ほどの細い線で、塗膜の表面だけに出る浅いひび。初期の劣化サインで、放置してもすぐに雨漏りにはなりにくいですが、進行の前兆になります。
2)構造クラック
建物の躯体(下地・モルタル・コンクリート)にまで達する比較的大きな割れ。これは構造的な動きや地震・荷重などが原因で起こることが多く、放置すると重大なトラブルにつながります。
3)地震・衝撃によるクラック
局所的に太く深く入ることがあり、原因が明確な場合もあります。ここまで進むと専門的な補修が必要です。
これらの種類を見分けることが、適切な対処方法を選ぶ第一歩になります。
クラックの見分け方と目安
クラックの見分け方は、太さ・深さ・位置・発生パターンをチェックすることがポイントです。
- 太さ
0.3mm以下:ヘアークラックの可能性が高い
0.3mm以上:構造クラックの疑い - 深さ
塗膜表面だけか、下地まで達しているか
→ 下地まで見える場合は補修優先度が高い - 位置
開口部(窓まわり)・壁角・上下継ぎ目などは動きが出やすい場所
また、クラックが連続している・横に広がっている場合も進行の可能性が高いです。日頃から写真を撮って比較することで、変化の有無を判断しやすくなります。
クラックを放置すると?進行リスク
クラックをそのまま放置してしまうと、以下のようなリスクが高まります。
- 雨水の侵入
→ 壁内部に水分が入り込み、下地の腐食・カビ・シロアリ発生のリスクが増大します。 - 塗膜剥離・膨れ
→ 水分が塗膜の裏に入り込むことで塗膜自体の密着が悪くなり、剥がれや膨れが進行します。 - 構造体の劣化
→ 躯体の割れが進むと、建物全体の耐久性を損なう可能性もあります。
とくに構造クラックや0.5mm以上のクラックは、早めの診断と補修が重要です。
クラックの補修方法
クラック補修は、ひび割れの種類や深さに応じて方法が変わります。
① ヘアークラックの補修
塗膜表面の浅いひびであれば、専用の微弾性フィラーやシーラーで埋め、塗装をやり直すことで改善できます。
② 中程度のクラック
塗膜+下地に影響がある場合、エポキシ樹脂注入などでひびを内部から補強し、その後塗装を行います。
③ 構造クラック
建物の構造部分に達する割れは、補修だけでなく原因の根本解決が必要です。専門業者による診断のうえ、補強や部材交換も含めた対応が求められます。
補修後は、再発防止のために適切な塗料選びと施工管理を行うことが大切です。
外壁塗装とクラック補修の関係
外壁塗装は、単に色を塗るだけでなく、建物を守ることが第一の目的です。そのため、クラック補修は塗装前の必須工程といえます。
クラックが残ったままトップコートを塗ってしまうと、雨水が内部に入り込み、塗膜が剥がれやすくなるばかりか、補修の効果そのものを損なってしまいます。
池田塗装では、クラックの深さや原因を見極めたうえで、最適な補修方法と塗料選定をご提案しています。
部分補修から大規模修繕まで、原因に応じた最適な施工で建物の耐久性を高めます。
爆裂(はくれつ)とは?外壁劣化で進行する深刻なコンクリート損傷
「外壁にポコッと膨らんだ部分や、剥がれ落ちそうな塊がある…これって何?」
こうした症状が見られる場合、爆裂(はくれつ)が起きている可能性があります。
爆裂は、外壁の内部に錆びた鉄筋が膨張することでコンクリートが割れ、塗膜が剥がれ落ちたり、表面がボロボロになったりする状態です。見た目以上に建物の構造に影響するため、早めの対応が重要になります。
【このパートでわかること】
- 爆裂が起きる仕組み
- 発生しやすい場所
- 爆裂の兆候と放置した場合のリスク
- 補修方法と予防策
爆裂の概要
爆裂とは、鉄筋コンクリート(RC造)の外壁において、内部の鉄筋が腐食して膨張し、周辺のコンクリートを押し出すことで割れや欠損が生じる現象です。
外壁塗膜だけの問題ではなく、下地の構造部材が劣化しているサインでもあります。
鉄筋がさびて体積が増えると、周囲のコンクリートを内側から押し広げ、塗膜やモルタルが「爆ぜる」ように剥がれるためこの名前が付きました。
主な発生メカニズム
爆裂が起こる主な原因は次の通りです
- 鉄筋の腐食
→ 鉄筋が湿気や塩害、コンクリートの隙間から侵入した水分で錆びる - 膨張による破壊
→ 錆びた鉄筋は体積が増し、コンクリート内部に圧力をかける - コンクリートのひび割れ進行
→ 表面にクラックがあると水が入り込みやすくなり、腐食が進む
このような条件が重なると、鉄筋腐食→膨張→爆裂という負の連鎖が起こりやすくなります。
発生しやすい場所
爆裂が発生しやすい場所には以下のような特徴があります
- 外壁の下端や横端
→ 雨水や結露が溜まりやすい - バルコニー下・庇まわり
→ 水が直接当たる箇所 - 開口部まわり(窓・ドア)
→ 防水処理が不十分だと水侵入経路になる - ひび割れが多い部分
→ クラックから浸水しやすくなる
これらの場所は、まず飛散防止や塗装だけでなく、下地の劣化状況そのもののチェックが必要です。
爆裂の兆候
初期の爆裂は、次のような兆候で気づくことがあります
- ポコッとした膨らみ
→ 表面が押し上げられている - 塗膜の剥がれや欠損
→ 叩くと空洞のような音がする場合も - ひび割れに沿った膨らみ
→ ひび割れから内部の錆びが進行している可能性
こうした兆候がある場合、外壁の内側で鉄筋腐食が進行しているサインとして捉える必要があります。
放置するとどうなる?
放置された爆裂は、次第に進行していきます
- 外壁材の欠損拡大
→ 見た目の損傷が広がり、剥落リスクが増す - 雨水の浸入
→ 内部に水分が入り、鉄筋腐食が加速 - 構造耐力の低下
→ 最悪の場合、建物の安全性に影響する可能性もある
爆裂は単なる見た目の劣化ではなく、建物を守る外壁自体の機能低下を示す重大な症状です。
補修方法
爆裂の補修は、状況に応じて段階的に行います
- 破損部の除去
→ 剥がれた塗膜・コンクリートを撤去 - 腐食した鉄筋の処理
→ 錆びを除去し、防錆処理を施す - 補修モルタルで成形
→ 欠損部を埋め戻す - 下地調整
→ プライマー塗布など密着性を確保 - 仕上げ塗装
→ 外観と耐候性を回復する塗装
この工程は技術と経験が必要であり、専門の職人による施工が不可欠です。
予防策
爆裂を未然に防ぐためには、次のような対策が有効です
- 定期的なクラックチェックと補修
→ 小さなひび割れを放置しない - 高耐久性の塗膜で防水性を確保
→ 水分の侵入を防ぐ - 目視・打診による外壁診断
→ 初期兆候を早期発見 - 適切な下地処理と施工管理
→ 塗装時の下地調整を徹底
雨漏りとは?外壁劣化が招く“水の侵入”とその影響
「壁にシミが出てきた」「天井や壁から水が垂れてきた…」
こうした症状があると、雨漏りの可能性があります。
雨漏りは、外壁や屋根の劣化が進行し、水が建物内部に侵入してしまう状態です。放置すると構造材の腐食やカビ発生、断熱材の劣化など、内部環境にも大きなダメージを及ぼします。外壁塗装の範囲を超えたトラブルにつながる前に、サインをしっかり見極めて対策することが大切です。
【このパートでわかること】
- 雨漏りが発生しやすい場所
- 雨漏りのサイン(兆候)
- 調査方法
- 放置した場合のリスク
- 雨漏りの対策・補修方法
- 雨漏りと塗装の関係
雨漏りの主な発生箇所
雨漏りは、外壁そのものの劣化部分だけでなく、継ぎ目や取り合い部で起こることが多いです。代表的な発生箇所は次のようになります
- サッシ周りのコーキング破断
- バルコニーの笠木・手すりとの取り合い
- 窓枠や開口部の隙間
- 外壁目地
- 配線・配管の貫通部分
- 軒天・屋根との接点部分
これらは防水処理が集中する場所であり、塗膜劣化やシーリング寿命の影響を受けやすい箇所です。
雨漏りのサイン(兆候)
雨漏りの初期兆候は、塗膜や壁面だけではなく、室内にも現れます。次のようなサインがあれば注意が必要です
- 壁や天井にシミ・筋状の跡ができる
- 塗装の膨れ・剥がれが外壁にある
- 室内でカビ臭さや湿気感を感じる
- 天井のクロスが剥がれてきた
- 雨の翌日に濡れた跡が残る
これらは水が浸入して内部に広がっている可能性が高く、早めの調査・対応が重要です。
雨漏りの調査方法
雨漏りは、状況によっては目視だけでは確定しにくいため、専門的な調査が必要になる場合があります。一般的な調査方法は次の通りです
① 目視調査
外壁のクラック・シーリング破断・塗膜剥離など、明らかな劣化箇所を確認します。
② 水侵入経路の推定
雨水がどの経路で内部に入りやすいかを、外部と内部のサインから推測します。
③ 敷地周囲・屋根・開口部の確認
雨樋の詰まりや軒先のカバー不良、屋根との取り合い部の破損など、建物全体をチェックします。
④ 必要に応じて専門機器での検査
赤外線カメラや散水試験などで、水の侵入経路を特定するケースもあります。
原因を特定しないまま補修しても、雨漏りが再発する可能性があるため、原因追及の段階を省略しないことが大切です。
雨漏りを放置すると?内部劣化の進行
雨漏りを放置すると、次のような深刻な影響が建物に現れます
- 構造材の腐食・劣化
→ 木部や軽量鉄骨の腐食が進行 - 断熱材の機能低下
→ 湿気で断熱材が劣化し、冷暖房効率が悪化 - カビ・ダニ発生
→ 室内環境の悪化と健康影響 - クロス・天井材の剥がれ
→ 内装材の損傷が進行
雨漏りは見た目よりも、内部の環境悪化や建物全体の耐久性低下につながるリスクが高いため、軽視してはいけません。
雨漏りの対策・補修方法
雨漏りへの対策は、原因に応じた補修を行うことが基本です。主な方法は次の通りです
① コーキングの打ち替え
劣化したシーリングを新しい材料に打ち替えて、防水性を回復します。
② クラック補修
ひび割れをエポキシ樹脂や微弾性フィラーで埋め、塗膜で保護します。
③ 防水部材の取り替え
笠木・バルコニー防水など、劣化が進んだ部材を交換します。
④ 外壁塗装のやり直し
防水性の高い塗料で再塗装し、浸水しにくい状態をつくり直します。
雨漏り補修は「応急処置」ではなく、根本原因を解消して再発を防ぐことが重要です。信頼できる専門業者への依頼が安心につながります。
雨漏りと塗装の関係
雨漏りは単に塗膜の劣化だけが原因とは限りませんが、塗膜の防水性低下が誘因となることが多いのも事実です。
塗膜が劣化し、防水機能が弱まると、クラックやシーリング破断を通じて水が内部へ侵入します。
外壁塗装は、建物全体を雨水から守るバリアの役割を担っています。適切な塗料選定・下地処理・施工を行うことで、雨漏りリスクは大きく低減可能です。
サビ(錆び)とは?金属部材に起きる酸化反応と外壁への影響
「外壁の金属部分が赤茶けてきたけど、これは何?」
「サビって放っておいても大丈夫?」
こうした疑問を感じたら、それは金属部材の劣化サインであるサビかもしれません。
サビは金属が酸化して生成される現象で、見た目だけでなく部材の強度低下や塗膜剥離につながるリスクを含んでいます。外壁まわりの金属部、鉄部・金具・金属サイディングなどに発生することが多く、進行する前に原因と対策を知ることが大切です。
【このパートでわかること】
- サビの発生メカニズム
- サビの種類
- 発生しやすい場所
- サビを放置した場合の影響
- 有効な対策・補修方法
- サビ止め塗料の役割
サビの発生メカニズム
サビは、鉄などの金属が酸素と水分によって化学反応を起こすことで発生する酸化物です。
外壁まわりの金属部(鉄骨・鉄製手摺り・雨樋・金属サイディングの継ぎ目など)は、雨や湿気、結露などの水分にさらされやすいため、酸化が進行しやすくなります。
塗装が劣化して防水性が落ちると、金属素地が露出し、水分や空気と直接接触し、サビが生まれるサイクルに入ってしまいます。
サビの種類
サビは発生状態や進行段階によっていくつかのタイプがあります。
- 表面サビ
→ 金属表面に薄く現れる赤茶色の酸化層。比較的初期段階で、進行前の兆候として気づきやすいです。 - 深部サビ/浸食サビ
→ サビが金属内部まで進行し、部材が欠けたり穴が開いたりする深刻な状態。構造的な強度低下のリスクがあります。
表面だけの変色に見えても、内部では進行していることがよくあるため、早めの対応が重要です。
サビの主な発生箇所(住宅・外装)
サビは、水や湿気が溜まりやすい・塗装が傷みやすい場所に出やすくなります。代表的な発生箇所は次の通りです
- 鉄製の手摺り・フェンス
- 雨樋・金属製水切り
- 鉄骨階段・支柱
- ボルト・金具周り
- 屋根の金属部材
特に、外壁と金属の取り合い部分は塗膜の継ぎ目になりやすく、サビが発生しやすいポイントです。
サビを放置すると…
サビをそのまま放置すると、次のような影響が出ます
- 部材の強度低下
鉄部が腐食し、曲げ強度や支持力が低下します。構造部材であれば安全性にも関わる問題です。 - 塗膜の剥離・膨れ
サビが進むと錆層が膨張し、塗膜を押し上げることで剥がれや膨れが発生します。 - 見た目の悪化
赤茶色のサビ痕が広がることで、美観が損なわれます。
初期のサビは防げても、進行したサビは部材交換や補修費用の増加につながることがあるため、早めの対処が重要です。
サビ対策・補修方法
サビに対する有効な対策と補修方法は、次の通りです:
① サビ落とし
化学的な除去剤やワイヤーブラシなどで、進行したサビをしっかり落とすことが最初のステップです。
② 防錆処理
サビを除去した後、防錆剤・防錆塗料を塗布して酸化を抑えます。この処理がないと、再びサビが発生しやすくなります。
③ トップコート塗装
防錆処理後に耐候性のある塗料で仕上げ塗装を施すことで、外部からの水分・酸素の侵入を防ぎ、サビを長期的に予防します。
サビ止め塗料とは?
サビ止め塗料(プライマー)は、金属部材にサビの発生原因となる水分・酸素の接触を防ぐ役割を持った下塗り材です。
金属部の塗装では、通常の外壁用塗料だけでなく、サビ止め塗料を最初に塗布しておくことで塗膜内部の防錆効果が高まります。
特に、湿気が多い環境や海沿いの地域では、こうした防錆設計の塗装仕様が重要になります。
塗膜とは?外壁を守る膜の役割と劣化サインの見分け方
「そもそも“塗膜”って何?」
「外壁が劣化してきたとき、塗膜ってどうなってるの?」
と疑問に思う方は多いはずです。
塗膜とは、外壁塗装により形成される塗料の膜(フィルム状の層)のことを指し、建物を雨風・紫外線・汚れ・湿気から守るバリアの役割を担っています。
塗膜の状態が悪くなると外壁そのものが劣化しやすくなるため、塗装の良し悪しはこの塗膜の状態から読み取ることができます。
【このパートでわかること】
- 塗膜の基本的な役割
- 塗膜剥離が起こる原因
- 塗膜剥離の見分け方
- 塗膜剥離を放置した場合の影響
- 補修と予防のポイント
塗膜とは?基本の役割
塗膜とは、外壁塗装によって外壁材(モルタル、サイディング、金属など)の表面に形成される塗料が乾燥・硬化してできた膜のことです。
この膜は雨水や紫外線をブロックし、外壁材の劣化を防ぐだけでなく、美観の維持や汚れの付着防止、耐候性の確保など、建物の長寿命化にとって重要な役割を果たしています。
塗膜は塗料の種類(アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機)によって耐久性や光沢、耐候性が異なりますが、どの塗料でも塗膜が健全であれば外壁は長期間守られます。
塗膜剥離が起こる主な原因
塗膜剥離とは、本来外壁表面に密着しているべき塗料の膜が部分的に剥がれる現象を指します。主な原因は次の通りです
- 下地処理不足
→ 古い塗膜や汚れが残ったまま塗装した場合、塗膜が密着しにくくなります。 - 湿気・水分の侵入
→ 外壁内部に水が入り込むと、塗膜の裏側で剥がれが進行します。 - 塗料選定ミス
→ 塗料の相性が悪い場合や、耐候性の低い塗料を使った場合。 - 施工不良
→ 希釈率・乾燥時間の未遵守、塗布量不足など。
これらの条件が重なると、塗膜剥離が起こりやすくなります。
塗膜剥離の見分け方
塗膜の剥離は、見た目や触診で判断できます。代表的な兆候は次の通りです:
- 表面の一部が浮いているように見える
→ 指で軽く触ると明らかに段差や浮きがあります。 - バリバリと剥がれる
→ 小さな破片や粉が落ちてくることがあります。 - 中間層まで剥がれている
→ 下地が露出してしまっている場合、塗膜剥離が進行しているサインです。
塗膜剥離は進行度合いによって判断が異なるため、広範囲や深い剥がれがある場合は専門家の診断を受けるのが安心です。
塗膜剥離を放置するとどうなる?
塗膜剥離を放置すると、以下のような問題が発生します
- 雨水の侵入が進む
→ 塗膜が剥がれた部分から水分が入り込み、内部劣化を促進。 - 外壁材の劣化が進む
→ 塗膜が本来防いでくれていた摩耗・汚れが直接外壁に影響。 - 他の劣化症状を誘発
→ クラックやチョーキングなど他の症状が連鎖的に悪化する可能性。
このように、塗膜剥離は部分的な問題だけで終わらず、建物全体の耐久性を損ねるリスクを抱えています。
塗膜剥離の補修方法
塗膜剥離への対処は、原因と進行度合いによって異なりますが、基本の流れは次の通りです:
- 剥がれ部分の撤去
→ 剥がれた塗膜を丁寧に除去します。 - 下地処理の徹底
→ 汚れや旧塗膜、粉を落とし、密着性の高い状態に整えます。 - プライマー(下塗り剤)の塗布
→ 下地と塗料の密着を高めるための処理です。 - 中塗り・上塗りの実施
→ 適切な塗料で塗膜を再形成します。
これらの工程を確実に行うことで、剥離の再発を抑えつつ耐久性を回復することができます。
塗膜剥離の予防対策
塗膜剥離を防ぐには、“塗装の基本”をしっかり守ることが重要です:
- 丁寧な下地処理
→ 古い塗膜や汚れを取り除き、塗料の密着を良くする。 - 適切な塗料選定
→ 建物環境や下地に合わせた耐候性の高い塗料を選ぶ。 - 施工管理の徹底
→ 希釈・乾燥・塗布量など、塗料メーカー指定条件の遵守。 - 定期的な点検
→ 初期の兆候を早期に発見し、早めのメンテナンス。
ブリード現象とは?塗膜を侵す内部成分の浮き出し
「塗装したばかりなのに、表面にベタベタした跡が出てきた…」
「なんだか塗膜が変色してきたように見えるけど、原因がわからない」
このような現象は、塗膜内部の可塑剤(かそざい)や低分子成分が外に出てくるブリード現象かもしれません。
ブリードは塗装後の仕上がりに影響したり、後の塗り替え時に不具合を招いたりすることがあり、初期の塗装品質や素材の組み合わせの不適合が原因として挙げられます。
【このパートでわかること】
- ブリード現象の典型的な例と見た目の特徴
- 起こる原因
- 発生しやすい場所
- 放置したときの影響
- ブリード対策と予防方法
- シーリング上での再発防止の工夫
ブリード現象の例
ブリード現象では、塗膜の表面や継ぎ目部分に以下のような状態が見られます
- ベトつきや光沢の変化
塗膜上に油脂のような成分が浮き出て、表面がベタベタ・ツヤツヤしたり、光沢が不自然に見えたりします。 - 白っぽいシミ・くもり
可塑剤や添加剤の成分が結晶化したように白く浮き出ることがあります。 - 塗料の色ムラ
塗膜内部の成分の移行によって、色調が不均一に見えるケースもあります。
これらは塗膜そのものが変質しているというより、「内部成分が押し出されてきた状態」といえます。
ブリードが起こる原因
ブリード現象が発生する主な原因には次のようなものが挙げられます
- 塗料内部の可塑剤の移行
可塑剤とは、塗料を柔らかくするために配合される成分ですが、本来の意図以上に外へ出てくることがあります。 - 下地素材との化学的反応
下地に含まれる油分やシーリング材の可塑剤が塗膜に移行して表面に浮き出ることがあります。 - 塗料と下地の不適合
適切な下塗り層がなかったり、相性の悪い組み合わせで施工された場面で発生しやすいです。
要するに、塗膜の内部構成成分が安定せず「浮き出る・移行する」ことが、ブリード現象の根本的原因です。
発生しやすい箇所
ブリード現象が出やすいところは、次のような部位です
- シーリング(コーキング)周辺
シーリング材から可塑剤が塗膜へ移行するケースが多い - 塗膜が厚い層の部分
成分の蒸発・移行が起きやすい - 塗り替え直後の新旧接触部分
旧塗膜の成分と新塗膜の反応で内部成分が押し出されることがある
つまり「シーリング上」「重ね塗り部」「素材の継ぎ目」など、複数の素材が関わる部分でより発生しやすいと認識してください。
ブリードを放置すると?
ブリード現象を放置してしまうと、次のような影響が出ることがあります
- 上塗りの密着性が悪化
可塑剤成分が残ったまま次の塗膜を塗ると、塗料が密着しにくくなります。 - 塗膜の仕上がり不良
ベタつきや色ムラ、光沢ムラが残るため、美観が損なわれます。 - 塗装効果の低下
本来の耐候性・防水性が十分に発揮されないことがあり、劣化が早まる可能性があります。
特に塗り替えを検討している段階でブリードがある場合、そのまま上塗りを進めるのではなく、適切な対策が必要です。
ブリード対策・予防方法
ブリード現象に対する有効な対策は、次の通りです
- ブリード抑制プライマーの使用
可塑剤などの内部成分の移行をブロックする下塗り剤を使用します。 - 適切な下地処理
シーリング周辺や旧塗膜を清潔にし、油分や汚れを取り除いてから塗装する。 - 塗料選定の最適化
ブリードが起きにくい組成の塗料や添加剤を選ぶこと。 - タイミングの管理
塗料の乾燥・硬化時間を守ることで、成分の移行を抑える効果があります。
これらの方法を採用することで、ブリードの発生リスクを大幅に低減できます。
シーリング上での再発防止の工夫
シーリングの上に塗装を行う場合、ブリードが起きやすいため、次のような工夫が推奨されます
- シーリング材の適正選定
可塑剤の移行が少ないタイプのシーリング材を選ぶ。 - プライマーの併用
シーリング上に直接塗る前に、可塑剤を封じ込めるプライマー層を作る。 - 透湿性を考慮した設計
湿気がこもらないような施工順序と材料選定を意識する。
これにより、シーリングと塗膜の相性によるブリード再発を予防することができます。
エフロエッセンスとは?白っぽい結晶が出る「白華現象」の正体
「外壁に白い粉みたいなものが広がっている…これは汚れ?」
「触ると落ちるけど、なんだか粉っぽい…」
こうした現象は、単なる汚れやチョーキングとは異なり、「エフロエッセンス(白華現象)」である可能性があります。
エフロエッセンスは、外壁材やタイルの内部成分(カルシウムなど)が水と一緒に溶け出し、表面に白い結晶として浮き出る現象です。美観を損なうだけでなく、建材内部の水分移動のサインとして注意が必要です。
【このパートでわかること】
- エフロの正体と見た目
- 発生条件・原因
- 放置したときのリスク
- 除去方法
- 再発防止対策
エフロエッセンスの正体
エフロエッセンスは、建材内部に含まれる可溶性塩類(カルシウム塩など)が水に溶けて表面に移動し、蒸発する際に結晶化したものです。
外壁のモルタル・コンクリート・タイル目地などには、元々こうした塩類成分が含まれており、雨水や湿気が内部を移動する際に成分も一緒に運ばれ、表面で白く固まります。
塗膜の粉ではなく、結晶化した白い固まりや粉状の物質として見えるのが特徴です。
エフロの見た目と特徴
エフロエッセンスは次のような見た目で現れます
- 白い粉状・結晶状の跡
→ 壁面全体や目地に出ることが多い - 触ると粉が落ちる
→ 表面に結晶が形成されているため、軽く触ると落ちます - 湿気の多い時期に目立つ
→ 水分の移動が活発なときに強く出る傾向
チョーキングの粉とは違い、塗膜の成分ではなく建材由来の成分が外に出てきている点で区別できます。
発生条件・原因
エフロエッセンスが発生する主な原因・条件としては次のようなものがあります
- 水分の浸入と移動
雨水や結露が内部に入り込み、建材内の塩類を溶かして外へ運びます。 - 塗膜の透湿性
塗膜が水を通しやすい場合、内部水分と共に塩類が移動しやすくなります。 - 下地に塩類を含む材料が使われている
モルタルやコンクリートはカルシウム塩を含んでおり、湿気と共に白華を誘発しやすい。 - 施工中の水洗い不足
高圧洗浄や清掃が不十分なまま塗装を行うと、塩類が残りやすく後で白華が出ることがあります。
要するに、水分と塩類が同時に存在し、移動・蒸発する環境が整うと発生しやすいのです。
エフロを放置するとどうなる?
エフロエッセンスそのものは塗膜の剥離のようにすぐに建物を壊すものではありませんが、白華が出るということ自体が水分移動の証拠であり、次のような懸念があります
- 内部水分が継続的に存在している可能性
→ クラックや塗膜劣化など別の劣化症状と併発している可能性 - 美観の悪化
→ 外観が粉っぽく白く見えるため、建物全体の印象が損なわれる - 再塗装時の塗膜密着不良
→ 白華を除去せずに塗装すると、塗料の密着性が悪くなることがある
そのため、見た目だけの問題と思わず、劣化進行の“サイン”として対処することが重要です。
エフロエッセンスの除去方法
エフロエッセンスの除去には、次のような方法があります
① ブラシ・水洗い
風化して浮き出た結晶は、硬めのブラシと水でこすることで簡単に落とせます。高圧洗浄でも効果的ですが、塗膜や下地を痛めないように注意が必要です。
② 中性洗剤を併用した清掃
エフロが落ちにくい場合には、中性洗剤とスポンジ・ブラシで優しく洗浄し、粉状部分を除去します。
③ 下地処理の徹底
塗装を再施工する場合は、エフロの元となる塩類をしっかり落としてから塗装することが重要です。これが後の再発防止につながります。
再発防止対策
エフロエッセンスを防ぐには、次のような対策が有効です
- 徹底した高圧洗浄と清掃
→ 塩類や汚れの残存を極力なくす - 適切な下地処理とプライマー選定
→ 塗装前に素材を安定させ、塩類の影響を抑える - 透湿性を考えた塗料選択
→ 湿気は逃がしながら水の再侵入を防ぐ塗料仕様を採用 - 初期段階での白華除去
→ 白華の兆候を見たら早めに清掃し、塗装面を安定させる
しっかり対応することで、再発のリスクを大きく低減できます。
コーキング(シーリング)破断とは?外壁の継ぎ目に起きる典型的な劣化現象
「外壁の境目に隙間やひびが入っている…これって大丈夫?」
「コーキングが割れていると言われたけど、すぐに直す必要があるの?」
外壁にある目地や取り合い部分の“コーキング(シーリング)”は、雨水侵入を防ぐ重要な防水材です。
そのコーキングが劣化して割れたり欠けたりする現象を破断(はだん)と呼び、放置すると雨漏りや建物内部の劣化につながるリスクが高まります。
【このパートでわかること】
- コーキングとは何か
- 破断の見た目と原因
- 放置した場合のリスク
- 補修方法
- 破断を防ぐためのポイント
コーキング(シーリング)とは?
コーキング(シーリング)は、外壁の継ぎ目や窓まわり・開口部などの隙間を埋めて防水性を確保する材料です。
建物は温度変化や地盤の動きで微妙に伸縮します。その伸縮に追従して動きながら、雨水の侵入を防ぐクッション材の役割を果たしているのがコーキングです。
コーキング破断とは?
コーキング破断とは、コーキング材が割れたり欠けたりして、本来の継ぎ目を塞ぐ機能を失っている状態を指します。
外壁の縦・横の継ぎ目やサッシ廻り、パネルのジョイント部分などで、線状の切れ目・隙間・欠損が見えるのが特徴です。
破断が進むと、隙間から雨水が浸入しやすくなります。
コーキング破断の見た目の特徴
コーキング破断は次のような状態で確認できます
- 継ぎ目に細い線状の割れがある
- 部分的にコーキング材が落ちている/欠けている
- 隙間が開いているように見える
- 指先で触ると硬く割れやすい
こうした症状は、塗膜や外壁材の劣化サインと併発することが多く、早めの点検が推奨されます。
なぜ破断が起こるのか?
コーキング破断が起こる主な要因は以下の通りです
- 経年劣化
→ 紫外線や風雨で材料が硬化・脆化し、伸縮追従性が低下 - 動き(伸縮)の反復
→ 建物の温度変化や揺れにより、コーキングが追従しきれず割れる - 下地処理不足
→ 旧コーキング材が残ったまま施工されたケース - シーリング材の品質や選定ミス
→ 適切な種類・性能のシーリング材が使用されていない
これらが組み合わさることで、破断が進行しやすくなります。
放置するとどうなる?
コーキング破断を放置すると、次のようなリスクが高まります
- 雨水の侵入
→ 壁内部に水分が浸透し、下地の腐食やカビを誘発 - 外壁材や断熱材の劣化
→ 内部湿気が蓄積し、劣化スピードが加速 - 塗膜剥離を助長
→ 湿気が塗膜裏に入り、塗膜の密着不良を引き起こす
破断は単独の問題だけでなく、他の劣化現象を誘発するきっかけにもなるため、軽視できません。
補修方法
コーキング破断への補修は、以下の手順で行います
- 旧シーリング材の撤去
→ 劣化したコーキング材を撤去し、下地を露出させる - 目地の清掃
→ 埃・汚れ・旧材残渣を取り除く - プライマー塗布
→ 下地とシーリング材の密着を高めるための処理 - 新しいシーリング材の充填
→ 適切なシーリング材を目地に均一に打ち込む - 仕上げの整形
→ 表面を均し、外観と機能性を整える
このように、下地処理〜材料選定〜施工までの一連の工程が重要であり、信頼できる施工がポイントです。
破断を防ぐためには?
コーキング破断を防ぐためのポイントは次の通りです
- 適切なシーリング材の選定
→ 伸縮性・耐候性の高い製品を選ぶ - 旧材の完全撤去
→ 新旧材の重ね打ちを避け、密着を良くする - 目地幅・充填量の管理
→ 仕様に応じた目地寸法と充填深さを守る - 定期的な点検
→ 初期の破断兆候を見逃さず、早めの補修を行う
これらの対策で、破断リスクを低減できます。
まとめ~川崎市の外壁塗装・屋根塗装のことなら池田塗装へ
外壁や屋根に現れる様々な劣化現象――チョーキング、クラック、変色、爆裂、雨漏り、サビ、塗膜剥離、ブリード、エフロエッセンス、コーキング破断。これらは、いずれも建物の寿命を縮めてしまう原因になり得る重要なサインです。
中には一見して大きな問題に見えないものもありますが、放置すればやがては雨漏りや構造材の腐食といった深刻な事態につながることもあります。だからこそ、早期発見・早期対策が何よりも大切です。
劣化の進行度合いや必要な対応は、専門的な知識と経験があってこそ正しく見極めることができます。自己判断で済ませず、信頼できるプロに相談することが、結果的に最も安心で経済的な選択につながります。
池田塗装は、神奈川県川崎市・横浜市を中心に、20年以上にわたり地域密着で外壁塗装・大規模修繕を手がけてきた専門店です。これまでに4,000件以上の施工実績があり、すべての工事を経験豊富な自社職人が責任を持って対応します。
無駄な中間コストを省き、「品質は大手の2倍、費用はそのまま」を目指した施工体制で、高品質かつ適正価格のサービスをご提供しています。
外壁や屋根の劣化が気になる方は、ぜひ池田塗装へご相談ください。建物の健康を守る第一歩を、私たちが全力でサポートいたします。
「こんな相談しても嫌がられないかな?」
「まだやるか決めていないんだけれど…」
など、ご心配不要です。
「HPを見たのですが…」と、0120-711-056(年中無休7時〜19時)まで、お気軽にお電話下さい。
また、「相談したいけど対面は少し心配…。」といった方に向けて、LINEやzoomを使った外壁塗装の相談もお受けしております。
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「HPを見たのですが…」と、0120-711-056(年中無休8時〜19時)まで、お気軽にお電話下さい。
川崎市・横浜市を中心に神奈川県全域が施工エリアになります。お家の外壁塗装、屋根塗装は職人直営専門店の「池田塗装」にお任せください。
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この記事の著者について

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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)













































































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