
「外壁塗装の見積もりに“雨樋”や“破風”って書いてあるけど、どこの部分?」
「説明されてもイメージできないし、本当に塗装が必要なのかもよくわからない…」
外壁塗装を検討する際に、多くの方が最初に戸惑うのが建物の“部位名”です。特に「雨樋(あまどい)」や「破風(はふ)」といった言葉は、日常ではあまり耳にしないため、意味も場所もよく分からないという声が少なくありません。
しかし、これらの部位は、家の外観や耐久性に大きく関わる重要なパーツです。意味や役割を理解しておくだけで、見積もりの内容に納得感が生まれ、施工の必要性も判断しやすくなります。
この記事では、雨樋と破風の基本的な位置や役割、外壁塗装との関係性、そしてよくある質問まで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説していきます。
【この記事でわかること】
- 「雨樋」と「破風」が家のどこにある部位なのかがわかる
- それぞれの役割と、なぜ塗装と関係があるのかを理解できる
- 見積もり内容の読み解き方がわかり、納得した判断ができるようになる
雨樋(あまどい)とは?外壁塗装と関係する理由を知っておこう

「“雨樋”って見積もりによく書かれてるけど、どこにあるの?」
「これも塗装が必要なの?」
外壁塗装のタイミングで一緒にチェックされることが多いのが「雨樋(あまどい)」です。雨樋は普段あまり意識されない部位ですが、実は家の外観や機能性に大きく関わっており、メンテナンスや塗装が必要なケースも少なくありません。
ここでは、雨樋の役割・構造・劣化ポイント、そして塗装とどう関係するのかを、外壁塗装を初めて検討する方でも理解できるように丁寧に解説していきます。
【このパートでわかること】
- 雨樋の役割と基本構造
- 劣化しやすいポイントと対処法
- なぜ外壁塗装時に一緒にメンテナンスすべきなのか
雨樋ってどこの部分?家の構造から見てみよう
「雨樋って聞いたことはあるけど、正直どこにあるのかわからない…」
こんな声は意外と多く聞かれます。外壁塗装の見積もりにもよく出てくる「雨樋」ですが、まずはその場所と構造を理解しておきましょう。
雨樋とは、屋根に降った雨水を集めて地面に排水するための装置で、屋根の端に取り付けられている細長いパイプ状の部位です。主に「軒樋(のきどい)」と「縦樋(たてどい)」に分かれており、屋根の水を受け止める横方向の管が軒樋、それを下に流す縦の管が縦樋です。
雨樋は、複数の部材が組み合わさって機能しています。代表的な部品を以下に紹介します。
- 軒樋(のきどい):屋根の端に沿って取り付けられた横向きの樋で、雨水を集める役割。
- 縦樋(たてどい):軒樋で集めた水を地面へ流すための縦の配管。
- 集水器(じゅうすいき):軒樋と縦樋の接続部分にあり、水の流れをスムーズにする。
- エルボ:縦樋の折れ曲がり部分などに使われる継ぎ手部品。
支持金具:雨樋を固定するための金具。樋のたわみやズレを防ぐ。
構造を理解しておくと、劣化している部位がどこなのかを業者と共有しやすくなり、メンテナンスの判断もしやすくなります。
屋根の形状によっては、建物の正面からは目立ちにくいこともありますが、雨の日に水がスムーズに流れていく様子を見ると、「これが雨樋か」と実感できるはずです。特に戸建て住宅では、軒下や外壁沿いに設置されていることが一般的です。
「ただのパイプでしょ?」と思われるかもしれませんが、雨樋は建物全体の雨水処理に関わる、非常に重要なパーツです。
雨樋の目的と重要性
「雨樋って、もし無かったらどうなるんだろう?」
あまり意識されないかもしれませんが、雨樋は家の“健康”を守るために欠かせない部位です。屋根に降った雨水はそのまま地面に落ちるわけではなく、きちんと導かないと様々な問題を引き起こします。
雨樋の主な目的は、屋根に落ちた雨水を効率よく集め、建物の周囲に流すことです。これにより、外壁や基礎、地面への水の集中を防ぎます。もし雨樋が無かったり、機能していなかったりすると、雨水が直接外壁を伝って流れ落ち、壁面の汚れや塗装の劣化を早める原因になります。
さらに、地面に水が集中すると、基礎のコンクリートが長期間濡れ続けることになり、ひび割れや構造への悪影響、さらには湿気によるシロアリ被害なども招きかねません。
つまり、雨樋は「雨水をコントロールすることで、家全体を守っている」存在なのです。地味ながらも非常に大切な役割を担っており、その維持・管理は長く快適に暮らすための基本とも言えます。
雨樋の材質と特徴を理解しよう
「雨樋ってどれも同じに見えるけど、材質によって違いはあるの?」
このように思う方も多いかもしれません。しかし実は、雨樋の材質にはいくつか種類があり、それぞれに耐久性・価格・見た目・メンテナンス性などの違いがあります。選ばれている材質によって、劣化のスピードや塗装の必要性も変わってくるため、材質の特徴を知っておくことは非常に重要です。
代表的な材質は次の3つです。
■ 塩化ビニル(塩ビ/PVC)製の雨樋
最も一般的で、現在の住宅に多く使われているのがこのタイプです。軽量で安価、加工もしやすいため、広く普及しています。
【特徴】
- コストパフォーマンスが良い
- 軽量なので施工がしやすい
- 紫外線に弱く、長年で劣化しやすい(色あせ・硬化・ひび割れ)
- 塗装は可能だが、塗料の密着性に注意が必要
耐久年数の目安は10〜15年程度。劣化すると割れたり、たわんだりしやすいため、定期的な点検と塗装または交換が求められます。
■ ガルバリウム鋼板製の雨樋
近年増えているのが、金属製であるガルバリウム鋼板製の雨樋です。耐久性・耐候性が高く、シャープな外観が特徴です。
【特徴】
- 高い耐久性(20年以上もつ場合も)
- サビにも比較的強く、塗装の持ちも良い
- 塩ビより価格は高めだが、長期的に見るとコストメリットあり
- 素材そのものの光沢や質感が魅力で、美観性が高い
塗装の必要頻度は少なめですが、経年による色あせや表面の酸化が気になる場合には、塗装で美観を回復させることも可能です。
■ 銅製の雨樋
和風建築や神社仏閣などに見られる、伝統的かつ高級な素材です。近年の住宅ではあまり使われていませんが、耐久性と意匠性の高さから根強い人気があります。
【特徴】
- 非常に高い耐久性(数十年単位で持つ)
- 時間とともに緑青(ろくしょう)という保護膜ができ、美しい経年変化が魅力
- 価格は高価で、施工にも専門性が求められる
- 酸性雨の影響で変色しやすいため、周囲環境に注意が必要
基本的に塗装は行わず、自然の風合いを楽しむ素材ですが、劣化や破損が起きた場合は専門的な修繕が必要です。
雨樋の劣化症状とメンテナンス方法
「雨樋って壊れることあるの?」「放っておくとどうなるの?」
雨樋は常に外気にさらされているため、経年劣化や自然の影響を受けやすい部位です。劣化が進むと、排水不良だけでなく、建物本体にも悪影響を及ぼすため、早めの対処が必要になります。
よく見られる劣化症状としては、まず「たわみ」や「歪み」があります。長年の雨や雪の重み、台風などの強風によって変形し、水の流れが悪くなるケースです。次に多いのが「継ぎ目のズレ」や「金具のゆるみ」で、これにより雨水が途中で漏れ出すことがあります。
さらに、落ち葉やゴミが詰まることで排水がうまくいかなくなり、雨の日にはあふれ出した水が外壁を汚したり、地面をえぐったりしてしまうことも。素材によっては「ひび割れ」や「色あせ」「破損」なども見られます。
これらの症状が見られた場合、掃除・調整だけで済むこともありますが、塗装や交換が必要になるケースもあります。特に塩ビ製の雨樋は紫外線に弱いため、10~15年程度で塗装または交換を検討するのが一般的です。
メンテナンスの際は、足場が必要になる場合も多いため、外壁塗装と同時に行うことでコストを抑えることができます。定期的な点検と早めの対応が、家全体の長寿命化につながるのです。
外壁と雨樋は一緒に塗装したほうがいい?
「外壁塗装をするなら、雨樋も一緒に塗るんですか?」
これは非常に多い質問の一つです。実際、外壁塗装を行う際には、雨樋のメンテナンスや塗装を同時に行うことが多く、それには明確な理由があります。
まず一つ目は、足場の効率です。外壁塗装には足場の設置が必要ですが、雨樋も高所に取り付けられているため、塗装や補修には足場が欠かせません。外壁塗装と別のタイミングで雨樋だけを補修しようとすると、再度足場を組む必要があり、費用が二重にかかってしまうのです。
二つ目は、見た目の統一感です。せっかく外壁を新しくきれいに塗装しても、雨樋が色あせたままだと全体の印象が損なわれてしまいます。雨樋の塗装を外壁に合わせて行うことで、住まいの美観がぐっと引き締まり、完成度の高い仕上がりになります。
また、雨樋の劣化は外からでは分かりにくい場合もあるため、塗装前に状態をしっかりチェックすることが重要です。場合によっては、塗装ではなく交換が必要になるケースもあります。その判断を外壁塗装と一緒に行うことで、効率的かつ経済的なメンテナンスが可能になります。
雨樋に関して知っておきたいその他のポイント
「雨の日に水がポタポタ落ちているのを見かけたけど、これって問題?」
「落ち葉がたまってるかもしれないけど、どうすればいいの?」
雨樋は、普段あまり意識されにくい部位ですが、実は日常のちょっとした不具合が大きなトラブルにつながることもあります。ここでは、あまり語られることのない“知っておくと役立つポイント”をまとめてご紹介します。
■ 落ち葉やゴミによる詰まりは放置しないこと
特に木が多い住宅地や、近くに公園があるお宅では、雨樋に落ち葉や砂ぼこりがたまりやすくなります。こうしたゴミが集水器や縦樋に詰まると、水があふれ出して外壁を汚したり、地面をえぐったりする原因になります。
年に1~2回程度、特に秋の落葉シーズン後などに、点検・清掃を行うことが理想的です。手の届きにくい場所は、外壁塗装時など足場があるタイミングでのチェックが効率的です。
■ 勾配(こうばい)が崩れると水が流れない
雨樋は見た目では分かりにくいですが、水が自然に流れるように傾斜(勾配)がつけられています。この勾配が台風や積雪などの影響でズレてしまうと、水が途中で溜まり、結果的にたわみ・あふれ・金具の破損などを引き起こします。
「雨の日に水がポタポタ垂れている」「特定の箇所だけ水はねが多い」と感じた場合は、勾配不良が起きているサインかもしれません。放置せず、専門業者に点検を依頼しましょう。
■ 台風・積雪後は目視チェックを習慣に
大雨や強風の後、また雪が積もった翌日などは、雨樋が大きな負荷を受けている場合があります。特に塩ビ製の雨樋は軽くて変形しやすいため、金具が外れていないか、たわみやズレがないかなど、外から目視で確認するだけでも早期発見につながります。
■ 塗装だけでは対応できないケースもある
雨樋の素材や劣化状況によっては、塗装で済まない場合もあります。割れ・変形・勾配不良・支持金具の劣化などがあると、部分補修や交換が必要になることも。
塗装前には必ず、業者に状態をチェックしてもらい、「塗装だけで本当に大丈夫か?」という視点で判断してもらうことが大切です。
雨樋に関してよくある質問
「雨樋って塗装だけで大丈夫なんですか?」
「素材によって塗装の持ちが違うって本当ですか?」
外壁塗装を検討している方から、雨樋についてよく寄せられる質問と、その回答を紹介します。よくある疑問を整理しておきましょう。
「雨樋は毎回塗装すべきなんでしょうか?」
→ 雨樋の状態によります。外見上の劣化が軽度で、機能面に問題がなければ塗装で十分です。ただし、変形やひび割れがある場合は、塗装ではなく交換を検討する必要があります。
「塗装が剥がれやすいって聞いたんですけど…」
→ 塩ビ素材の雨樋は、表面がつるつるしていて塗料が密着しにくいため、下地処理が適切でないと剥がれやすくなります。密着性の高い下塗り材を使用し、塗料の選定を間違えないことが重要です。
「どんな素材の雨樋が一番長持ちしますか?」
→ ガルバリウム鋼板製の雨樋は、耐久性が高く、塗装の持ちも良いです。逆に塩ビ製は軽くて安価ですが、紫外線や温度変化に弱いため、こまめなメンテナンスが求められます。
これらのポイントを理解しておけば、見積もり内容の判断や、塗装業者との相談もスムーズになります。
破風(はふ)とは?見落としがちな部位をチェック
「破風って“はふ”って読むんですね。どこの部分か全然イメージできなくて…」
「外壁塗装の見積もりに載ってたけど、必要なんでしょうか?」
雨樋と並んで、塗装工事でよく登場する専門用語が「破風(はふ)」です。名前からはどこのことかわかりにくいですが、実は家の屋根まわりにとって非常に大切な部分です。
破風は屋根の先端に取り付けられ、風雨から建物を守ったり、美観を整える役割を担っています。
このパートでは、破風の場所や役割、使われている素材と劣化のサイン、そして外壁塗装とどのように関わってくるのかを順に解説していきます。
【このパートでわかること】
- 破風の位置と名称の意味がわかる
- 役割と素材による違い、劣化の影響を理解できる
- 外壁塗装と破風塗装を同時に行うべき理由が明確になる
破風ってどこ?屋根の先端にある重要な部位

「破風って、屋根のどのあたりにあるんですか?」
「見積もりに書かれていても、全然ピンとこなくて…」
そんな声は珍しくありません。破風(はふ)は、屋根の“妻側(つまがわ)”と呼ばれる部分に取り付けられている板状の部材です。家を正面から見たとき、屋根の三角形の側面に見える板、それが破風です。
破風の主な目的は、屋根内部への雨風の侵入を防ぐことです。名前の通り「風を破る(防ぐ)」という役割を持ち、強風による屋根のめくれや、雨水の吹き込みから建物を守ってくれます。
また、破風には美観を整える効果もあります。屋根の端をきれいに仕上げることで、家全体がシャープで引き締まった印象になるため、意匠性の面でも重要なパーツです。
「鼻隠し(はなかくし)」という似た部位もありますが、こちらは屋根の軒先(のきさき)に取り付けられる横長の板で、破風とは位置も役割も異なります。見積もりや説明時に混同しないよう注意しましょう。
「破風って、屋根のどのあたりにあるんですか?」
「見積もりに書かれていても、全然ピンとこなくて…」
そんな声は珍しくありません。破風(はふ)は、屋根の“妻側(つまがわ)”と呼ばれる部分に取り付けられている板状の部材です。家を正面から見たとき、屋根の三角形の側面に見える板、それが破風です。
破風の主な目的は、屋根内部への雨風の侵入を防ぐことです。名前の通り「風を破る(防ぐ)」という役割を持ち、強風による屋根のめくれや、雨水の吹き込みから建物を守ってくれます。
また、破風には美観を整える効果もあります。屋根の端をきれいに仕上げることで、家全体がシャープで引き締まった印象になるため、意匠性の面でも重要なパーツです。
「鼻隠し(はなかくし)」という似た部位もありますが、こちらは屋根の軒先(のきさき)に取り付けられる横長の板で、破風とは位置も役割も異なります。見積もりや説明時に混同しないよう注意しましょう。
破風の役割と素材による違い
「破風って、塗装しないとどうなるの?」
「素材によって耐久性が違うんですか?」
破風の最も大きな役割は、屋根の端から吹き込む雨風を遮り、建物内部への侵入を防ぐことです。特に強風が多い地域では、破風がしっかり機能していないと、屋根裏や軒天(のきてん)にまで水が入り込み、雨漏りの原因になることもあります。
また、破風には屋根の構造材を保護する役割もあります。屋根の垂木(たるき)など木材が露出する部分に直接雨風が当たらないように覆っており、これにより屋根全体の耐久性が保たれています。
使われている素材によって、耐久性や塗装の必要性には大きな差があります。主な素材は以下の通りです。
- 木製(杉板など):古い住宅に多く見られ、風合いはあるが水に弱く、定期的な塗装が必要。
- 窯業系(ようぎょうけい)ボード:セメントを主成分とした板材。耐久性は高いが、ひび割れや吸水による劣化が起きやすい。
- ガルバリウム鋼板などの金属系:耐久性が非常に高く、塗装の頻度も少ない。ただしサビ対策が必要。
素材によって適切な塗装のタイミングや塗料の種類が変わるため、破風の素材を確認したうえで施工を依頼することが大切です。
破風の劣化とよくある症状
「破風が劣化すると、どんな影響があるんでしょうか?」
「見た目が悪くなるだけじゃないですよね…?」
破風は屋根まわりの最前線に位置しているため、日々、雨・風・紫外線の影響を直接受けています。そのため、劣化が進むと見た目だけでなく、家そのものの耐久性にも関わってきます。
代表的な劣化症状には、以下のようなものがあります:
- 塗装の剥がれ・色あせ:表面の塗膜が薄くなることで、紫外線や雨水が直接素材に触れ、さらに劣化が進みやすくなります。
- ひび割れ:主に窯業系や木材に多く、内部に水分が浸入することで、膨張・収縮を繰り返し、割れてしまうことがあります。
- 腐食・カビ:木製の破風では特に注意が必要で、長期間水分を含んだ状態が続くと腐りやすく、カビや苔の発生にもつながります。
これらの症状を放置すると、塗装ではカバーできず、板金巻きや交換といった大がかりな補修が必要になる場合も。特に雨漏りやシロアリ被害に発展することもあるため、「少し剥げてきたかな」と感じた時点で、早めに対処することが大切です。
破風の補修・リフォームにはどんな選択肢がある?
「破風の塗装だけではダメなこともあるんですか?」
「長持ちさせるには、どんなリフォーム方法があるんでしょうか?」
破風は、屋根の先端という風雨の影響を最も受けやすい場所にあるため、定期的な塗装だけでなく、劣化の度合いに応じた補修やリフォームが必要になる場合があります。
ここでは、破風の劣化状況別に、代表的な対処方法を3段階に分けてご紹介します。
■ 1. 軽度の劣化 → 塗装によるメンテナンス
破風の表面が「色あせている」「塗膜が少し剥がれている」程度であれば、再塗装で十分対応できます。
この際は、以下の点が重要です
- しっかりとした下地処理(ケレン)
- 素材に合った塗料の選定(木材・窯業系・金属など)
- 適切な乾燥時間を設けた重ね塗り
塗装のメンテナンスは10年に一度を目安に考えると良いでしょう。
■ 2. 中程度の劣化 → 板金巻きでのカバー工法
塗膜の剥がれだけでなく、木材の劣化や水の侵入が確認された場合は、板金巻きが効果的です。
これは、既存の破風の上から金属製(主にガルバリウム鋼板)のカバー材を取り付けて保護する方法です。
板金巻きのメリット
- 劣化した下地を保護できる
- メンテナンスフリーに近づく
- 見た目がシャープに整う(美観向上)
見た目が変わるため、外壁や屋根との色のバランスに注意し、カラーの相談も事前に行うと安心です。
■ 3. 重度の劣化 → 部材の交換や下地補修
破風の内部まで腐食が進み、ボロボロになっていたり、穴が空いているような状態であれば、塗装やカバーでは対応できません。このような場合は、破風板自体の交換や、構造部分の補修が必要です。
- 木製破風の腐朽やシロアリ被害
- 雨漏りによる構造材の傷み
- 劣化による破損・変形
このような場合は、施工前にしっかりと現地調査をしてもらい、部分補修か全交換かの判断を専門業者に仰ぎましょう。
破風は屋根と外壁をつなぐ重要な役割を果たしているため、「塗るだけでいいのか?」という視点でしっかりと判断することが、住まいを長持ちさせる大きなポイントになります。
破風と塗装のタイミング・注意点
「破風の塗装って、いつやればいいんですか?」
「外壁や屋根とは別のタイミングでもいいんですか?」
破風の塗装は、外壁や屋根の塗装と同じタイミングで行うのが最も効率的です。その理由は、施工時に必要な足場の共用ができるため。別々に作業すると、足場を再度設置する必要があり、コストがかさみます。
塗装のタイミングは、素材や立地環境にもよりますが、おおむね10年に一度が目安です。ただし、次のような状態が見られる場合は、それより早めの塗装が必要になることもあります:
- 表面が粉をふいたようになっている(チョーキング現象)
- 塗膜が剥がれて下地が見えている
- カビやコケが目立つ
また、破風の状態によっては「塗装では不十分」な場合もあります。ひび割れが深かったり、腐食が進行している場合には、板金巻き(破風の上から金属を巻いて保護する施工)や交換といった対応が必要です。
大切なのは、見た目の美しさだけでなく、防水性・耐久性といった「家を守る機能」を保つこと。外壁塗装と同時に、破風の状態も必ずチェックしてもらうようにしましょう。
破風に関して知っておきたいその他のポイント
破風について、補修や素材だけでなく、**見落としがちな“プラスαの知識”**を知っておくことで、より納得のいくメンテナンスができるようになります。
ここでは、あまり知られていないけれど実は大切なポイントを3つご紹介します。
■ 破風は雨樋の取り付け土台になっていることが多い
実は、雨樋の「軒樋(のきどい)」を支えているのは破風板であるケースがほとんどです。つまり、破風が劣化してグラついていると、雨樋の固定力も落ち、排水不良や外れの原因になります。
そのため、雨樋と破風はセットで点検・補修するのが基本です。
■ 塗装の剥がれや腐食は外から見えにくい場所も多い
破風の劣化は、表から見えやすい部分だけとは限りません。屋根の勾配に沿った高所にあるため、斜め裏側や接合部など、目視で確認しにくい場所に劣化が進行していることも。
外壁塗装や屋根工事のタイミングで、足場があるうちにしっかり診てもらうことが大切です。
■ デザイン・カラーのバランスにも影響する部位
破風は建物の輪郭を形作るラインに位置するため、色選びも家全体の印象を左右します。屋根や外壁と色を合わせる、またはあえてアクセントカラーとして変えるなど、デザイン面でも配慮が必要なポイントです。
板金巻きをする場合などは特に、仕上がりイメージを事前に確認しておくと安心です。
破風塗装でよくある質問
「破風って、具体的にどこまで塗るんですか?」
「板金で巻いた方がいいって聞いたんですけど…」
破風塗装に関しても、外壁塗装の見積もり段階でよく寄せられる疑問があります。ここでは、代表的な質問とその回答を紹介します。
「破風塗装って、屋根の端全体を塗るんでしょうか?」
→ 基本的には、目に見える破風板の全面が塗装対象になります。屋根の傾斜に沿っている妻側部分が主な範囲です。軒天(のきてん)や鼻隠しと区別して把握しておくと、業者との話もスムーズになります。
「板金巻きってどういう施工なんです
か?」
→ 劣化が進んだ破風には、塗装では対応できない場合があります。その際に行われるのが“板金巻き”で、金属のカバー材を破風に被せて保護する方法です。見た目がスッキリし、耐久性も高まるため、塗装では不安な場合の選択肢になります。
「外壁塗装だけじゃダメなんですか?」
→ 破風は屋根周りの一部ですが、風雨に直接さらされる場所のため、外壁と同等かそれ以上に傷みやすいです。破風を塗装しないと、家の“見た目のバランス”が悪くなるだけでなく、防水機能も低下します。外壁塗装と一緒に行うのが基本と考えておきましょう。
まとめ~川崎市の外壁塗装・屋根塗装のことなら池田塗装へ
本記事では、外壁塗装を検討している方に向けて、「雨樋(あまどい)」と「破風(はふ)」という、見積もりに頻出する建物の部位について詳しく解説しました。
これらの部位は、単なる付属物ではなく、家の機能や耐久性を守るために重要な役割を果たしています。場所や名称、役割を正しく理解することで、塗装の必要性をしっかり判断できるようになり、見積もりにも納得感を持てるはずです。
神奈川県川崎市で外壁塗装をご検討中の方は、池田塗装にぜひご相談ください。
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この記事の著者について

- 2026年1月9日外壁塗装のいろは【雨樋・破風】外壁塗装前に知っておきたい建物の部位用語集













































































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