こんにちは!池田塗装の池田です。今日は、「外壁塗装の大幅値引きの裏側と健全な値引きの見極め方」についてお伝えします。
外壁塗装を検討していると、「今なら足場代無料!」「モニター価格で半額!」といった魅力的な広告や営業トークを目にすることがあると思います。確かにお得に感じられますし、家計的にも助かるように思えます。
しかし、塗装業界に長く携わってきた私からすると、こうした極端な値引きには注意が必要です。中には、最初から高めに見積もりを出し、大きく値引きしてお得感を演出するケースもあり、結果的に相場より高く契約してしまう方もいらっしゃいます。
もちろん、すべての値引きが悪いわけではありません。業者側にもメリットがある場合には、妥当な範囲での健全な値引きが可能です。
本記事では、大幅値引きのからくりと、安心して依頼できる健全な値引きの見極め方を、実際の事例も交えて解説します。
外壁塗装における「大幅値引き」の現実
外壁塗装の見積もりを取ると、業者によって提示される金額や値引き額に大きな差が出ることがあります。その中でも「今だけ○十万円引き」「足場代無料キャンペーン」などの極端な値引きは、一見お得に感じられますが注意が必要です。
こうした大幅値引きの多くは、最初から高額な見積もりを提示し、そこから大きく値引きすることでお得感を演出している場合があります。結果として、相場より高い金額で契約してしまうケースも少なくありません。
本章では、よくある大幅値引きの事例と、その背景にある価格設定の仕組みについて解説します。
よくある極端な値引きキャンペーン
外壁塗装業界では、契約を促すために魅力的な値引きキャンペーンを掲げる業者が少なくありません。しかし、その多くには現実的ではない条件や、見かけ上の割引である場合があります。代表的な例を挙げると以下の通りです。
「足場代無料」
足場は外壁塗装工事に欠かせない工程で、安全性や作業効率を確保するために必須です。費用の相場は15〜20万円程度であり、このコストを完全に無料にするのは通常の経営では考えにくいことです。多くの場合、別の項目に費用を上乗せして回収しています。
「近所で工事中なので特別価格」
「隣の家の足場をそのまま使えるから安くなる」と説明されることがありますが、足場は現場ごとに組み替えるのが基本です。そのため、実際には大きなコスト削減にはつながらないことが多いです。
「モニター価格」
「施工事例として写真を使わせてもらう代わりに割引します」という提案です。特別扱いのように見えますが、ほぼ全てのお客様に同じ説明をしている場合もあり、実際にはモニターとしての特典が特別ではないケースもあります。
なぜ大幅値引きが可能になるのか
極端な値引きが可能になる背景には、最初から値引きを前提とした高額な見積もり提示があります。例えば、本来150万円程度で施工できる工事を300万円と見積もり、そこから「特別に150万円引きます」と説明する手法です。数字上は大幅な割引に見えますが、実際には相場と同等か、場合によってはそれ以上の価格で契約してしまっていることもあります。
このような価格設定は、値引き交渉をしないお客様と、交渉するお客様との間に大きな不公平を生む原因にもなります。また、根拠のない割引は工事品質や使用する塗料のグレード、さらには保証内容に影響する可能性があり、注意が必要です。契約時には「なぜその金額から値引きできるのか」という理由を確認し、納得できる説明があるかを必ず確認することが重要です。
【外壁塗装】大幅値引きに潜むリスク
一見お得に見える大幅値引きですが、その裏には見落としがちなリスクが潜んでいます。工事価格を無理に下げるために原価削減が行われれば、使用する塗料の品質や施工手順に影響が出る可能性があります。また、契約後のアフターサービスや保証内容が縮小されるなど、長期的な安心を損なうケースもあります。
ここでは、代表的な2つのリスクについて解説します。
工事品質の低下
無理な値引きが行われると、業者は利益を確保するためにどこかでコストを削減せざるを得ません。その影響が最も出やすいのが工事品質です。具体的には、使用する塗料のグレードを下げたり、必要な下地処理を省略したり、塗り重ねの回数を減らすなどの手抜きにつながる場合があります。
こうした施工は、見た目ではすぐにわからなくても、数年後には塗膜の剥がれや色あせ、ひび割れといった劣化として表面化します。その結果、予定より早く再塗装が必要になり、長期的には余計な出費が増えるリスクがあります。
保証やアフターサービスの縮小
大幅な値引きによって契約した場合、工事後の保証やアフターサービスが縮小されることがあります。本来であれば5年や10年といった長期保証が付くはずのところを、短期間に制限されたり、定期点検の回数が減らされたりするケースです。さらに、不具合が発生しても「保証対象外」とされ、修理に別途費用がかかることもあります。
こうした事態を避けるためには、契約前に保証期間やアフターサービスの内容を必ず書面で確認し、「なぜこの値引きが可能なのか」という理由と合わせて説明を受けることが重要です。
【外壁塗装】値引きが成立するケース
すべての値引きが危険というわけではありません。業者側にも明確なメリットがあり、その分を価格に反映できる場合には、品質を落とさずに健全な値引きが成立します。このようなケースでは、値引きの理由が具体的で、工事内容や保証に影響がないことが特徴です。
ここでは、代表的な3つの健全な値引き事例をご紹介します。
近隣同時施工でのコスト削減
お隣同士や同じ地域で複数の家が同時に外壁塗装を行う場合、業者側にとっては足場や資材の運搬、職人の移動などを効率化できる大きなメリットがあります。例えば、家と家の間の足場を一部共有できれば、設置や解体の手間やコストを減らすことが可能です。
こうした実際のコスト削減分を価格に反映する形であれば、品質や保証を犠牲にせずに値引きが行えます。値引き額の目安としては、数万円から十数万円程度が妥当といえるでしょう。
閑散期に依頼するメリット
外壁塗装業界には、依頼が少なくなる時期があります。たとえば梅雨や真冬など、天候が不安定で作業がしにくい季節は、工事の受注が減る傾向にあります。このような閑散期に依頼すると、業者としては職人の稼働を確保できるため、通常よりも価格を調整しやすくなります。
結果として、品質や施工内容を落とすことなく、適正な範囲での値引きが可能になります。値引き額は工事規模や時期によって異なりますが、繁忙期より数万円程度お得になることもあります。
リピーター・紹介特典としての値引き
過去に工事を依頼したことのあるお客様や、知人・家族からの紹介で新たに依頼してくださったお客様に対しては、感謝の気持ちとして特典や値引きを行う業者があります。これは宣伝広告費の一部を還元するようなもので、業者側にも新規集客コストの削減というメリットがあります。
この場合、値引きの理由が明確で、工事内容や保証に影響する心配もほとんどありません。リピーター割引や紹介割引は、双方にとって納得感のある健全な値引きの好例といえるでしょう。
信頼できる塗装業者を見極めるポイント
外壁塗装を適正価格で、かつ安心して依頼するためには、値引き額だけで判断せず、業者の信頼性を見極めることが欠かせません。特に、見積もり内容の透明性や値引き理由の明確さ、施工実績の確認は重要です。
ここからは、業者選びの際にチェックすべき3つのポイントを解説します。
見積もり内訳の明確さ
信頼できる業者は、見積もりに足場代、塗料代、人工(職人の人件費)、その他諸経費などの内訳を明確に記載します。項目ごとの金額や使用する塗料の種類・グレードがはっきりしていれば、価格の妥当性を判断しやすくなります。
逆に、「一式」とだけ書かれた見積もりは、何にいくらかかっているのか分かりづらく、不透明な値引きや不必要な上乗せが含まれている可能性があります。少なくとも2〜3社の相見積もりを取り、内容と金額を比較することが、適正価格を知るための第一歩です。
値引き理由の論理性と説明責任
健全な値引きには、必ず合理的で具体的な理由があります。例えば「近隣で同時施工があるため足場を一部共有できる」「閑散期のため職人の稼働確保を優先している」といった説明があれば納得できます。一方で、「今だけ」「特別に」など曖昧な言葉だけで具体的根拠が示されない場合は注意が必要です。
契約前に必ず「なぜこの金額で値引きできるのか」を質問し、明確な説明があるかどうかを確認しましょう。業者側が論理的かつ誠実に答えてくれるかが、信頼できるかどうかの大きな判断材料となります。
施工実績・口コミ・写真の確認
信頼性の高い業者は、自社の施工実績やお客様の声を積極的に公開しています。施工前後の写真や工事の流れが分かる記録、第三者が投稿した口コミなどを確認することで、実際の仕上がりや対応の丁寧さが見えてきます。
特にGoogle口コミなどは件数が多く、評価が高いほど信頼度は増しますが、内容も重要です。極端に短いコメントばかりではなく、具体的な体験談が多いかどうかもチェックポイントです。実績や口コミをしっかり確認すれば、価格だけでは判断できない業者の本当の姿を知ることができます。
まとめ~横浜市での外壁塗装・屋根塗装なら
外壁塗装における大幅値引きは、一見お得に見えても、その多くが最初から高額に設定した見積もりを下げることでお得感を演出する手法です。
こうした値引きには、工事品質の低下や保証・アフターサービスの縮小といったリスクが伴う場合があります。一方で、近隣同時施工や閑散期の依頼、リピーター・紹介割引など、業者側にも明確なメリットがある場合には、品質や保証を損なわずに健全な値引きが可能です。
重要なのは、値引き額の大きさではなく、その理由が合理的かどうかを見極めることです。適正価格と透明性のある見積もり、充実したアフターサービスを提供する業者を選ぶことで、長期的に満足のいく塗装工事を実現できます。
池田塗装では、お客様一人ひとりのご希望やご予算に応じて、最適な塗料をご提案しております。
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