外壁塗装はDIYできる？外壁塗装の専門家が解説します！

外壁の塗り替えを自分自身でやろうと思ったことはありませんか。
DIYは、業者に依頼することなくご自身でやるので、完成後の達成感や費用を削減できる点が非常に魅力的です。
今回は、外壁塗装のDIYについてご説明します。

□外壁塗装でDIYを成功させる方法とは？

外壁塗装のDIYにおける注意点をご説明します。
外壁塗装をご自身でDIYされる方はぜひ参考にしてください。

1つ目は、塗料選びの際の注意点です。
塗料は、塗膜の主成分である樹脂の種類や機能性の有無で値段が決まります。
耐久性の低いものはお手頃価格ですが、短期間で別のデザインに塗り替えたい方にお勧めです。
ただし、何度も塗り替えるとお金や手間がその分かかるので、お金や手間を削減したい方には、価格が高くても耐久性の高い塗料を選ぶことをお勧めします。

2つ目は、スケジュールにおける注意点です。
外壁塗装の主な工程は、洗浄、養生、下地処理、下塗り、中塗り、上塗りです。
これらの工程をすべて完了するのに、大体30日ほど必要になります。
天候や仕事で作業できない日を考慮すると、3ヶ月前後はスケジュールを確保した方が良いでしょう。

3つ目は、実際の作業時の注意点です。
洗浄の際は、高圧洗浄機や手作業で汚れをきれいに落としきることが非常に大切です。
養生や下地処理を行う時は、できるだけ専門の道具を使うことをお勧めします。
養生の際はマスカー、下地処理の際は変成シリコン系のシーリング材を使うと良いでしょう。

塗りの工程では、まず下塗りでは水性塗料を使うことをお勧めします。
水性塗料は、油性塗料に比べて臭いが少なく身体的な負担も少ないので、初心者にも扱いやすいためです。
中塗りと上塗りを行う際は、前に塗った塗料が完全に乾燥していることを確認してから行いましょう。

□DIYをお勧めしない理由とは？

先ほどDIYを上手に行うための注意点をご紹介しましたが、正直なところDIYはお勧めできません。
理由をご紹介します。

1つ目は危険であるためです。
施工業者に外壁塗装を依頼した場合、基本的に足場が組み立てられます。
しかし、DIYではハシゴや脚立を使う方がほとんどで、それらはしっかりと固定できていないと転倒して大怪我をする恐れがあります。
専門の業者でも、安全面を考慮して足場を組み立てているので、ハシゴや脚立で作業をすることはあまりお勧めできません。

2つ目は時間がかかりすぎる点です。
素人が1人で外壁塗装の全ての工程を行うのは、非常に労力がかかります。
さらに、平日は仕事などで休日しかDIYに取り組めないことを考えると、時間がかかりすぎてしまうので塗装自体のクオリティも下がってしまう恐れがあります。

3つ目は、長持ちしないためです。
ホームセンター等で販売されている塗料は、プロの業者が扱っている塗料に比べて耐久性が劣るものが多いです。
業者が扱っている塗料を買えたとしても、素人にメーカーの規定通りの厚みで塗る作業は難しく、塗り残しやムラになる場合もあるでしょう。
塗り残しやムラがあると、塗料が持つ本来の耐久性が発揮されず、期待していたより長持ちしないことがあります。

□まとめ

本記事では、DIYで外壁塗装を行う際の注意点とDIYをお勧めできない理由をご説明しました。
安全面や外壁の耐久性を考えると、業者の方に外壁塗装を依頼した方が良いでしょう。
当社は塗装のプロが責任を持って施工しますので、安心してご依頼いただけます。