こんにちは!池田塗装の池田です。
今日は、「外壁塗装工事にメーカー保証がない理由」についてお伝えします。
外壁塗装をご検討されるお客様から、「家電製品のように塗料メーカーからの保証はないのですか?」というご質問をよくいただきます。確かにテレビや冷蔵庫などの家電にはメーカー保証が付いていますが、外壁塗装の場合は事情が異なり、基本的にメーカー保証というものは存在しません。その代わりに、施工を行う業者が発行する「施工保証」が一般的です。
なぜ塗料メーカーは保証を出せないのか?そして、施工業者が保証を発行する仕組みとはどういうものなのか。本記事では、その理由をわかりやすく解説していきます。外壁塗装を安心して任せられる業者選びのポイントも交えてお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
外壁塗装にメーカー保証がないのはなぜ?
外壁塗装の保証について、「メーカー保証はないのですか?」という疑問を持つ方は多いです。結論から言えば、塗装業界ではメーカー保証は一般的ではなく、ほとんどの場合は施工業者が発行する「施工保証」が使われています。では、なぜメーカー保証が存在しないのでしょうか。
家電製品との違い~塗料は“完成品”ではない
私たちが普段、家電製品を買うとテレビや冷蔵庫、洗濯機などにはメーカーの保証書が付いてきます。これは、製品自体がすでに完成しているからです。購入して家に持ち帰り、コンセントにつなげばすぐに使える状態です。
しかし、塗料は違います。私たち施工業者が仕入れているのは一斗缶に入った液体の塗料です。これを外壁や屋根に塗り、乾燥させて塗膜ができて初めて「完成品」となります。つまり、塗料は“半製品”であり、そのままでは保証対象にならないのです。
メーカーが保証を出せない現実的な理由
メーカーは塗料を「設計仕様通りに施工してください」という前提で販売しています。しかし、実際に現場でその通りに施工されているかどうかをメーカーが把握することはできません。
外壁塗装は本来であれば3回塗りが基本ですが、中には規定通りに塗っていない業者も存在します。また、塗料を薄める際の希釈量を守らず、規定以上に薄めて使う業者もあります。そうなると、メーカーが示す耐久性は当然発揮できません。
さらに、同じ規定通りに施工していても、業者ごとに道具や技術、仕上がりには差があります。全国に数えきれないほどの塗装業者が存在し、それぞれが何十件、何百件という施工を行っています。その一つひとつをメーカーが確認し、保証を出すことは現実的に不可能です。
このような理由から、外壁塗装の保証はメーカーではなく、実際に施工を行った業者が責任を持って発行するのが一般的になっているのです。
メーカー保証と施工保証の違い
外壁塗装における「保証」には、メーカー保証と施工保証の2つが混同されがちです。家電製品のように「メーカー保証があるのでは?」と考える方も多いですが、実際には事情が異なります。
メーカー保証は、完成品として販売されるテレビや冷蔵庫などに付与されるものです。製造メーカーが設計・製造・出荷までを一貫して管理しているため、不具合が出た場合はメーカーの責任として修理や交換に応じます。
一方、塗料は“半製品”の状態で施工業者に渡り、現場で塗装されて初めて完成品となります。仕上がりは職人の技術や施工管理に左右されるため、メーカーは保証を出せません。代わりに施工を行った業者が保証を発行し、施工不良があった場合に責任を持って対応する仕組みになっています。
つまり、メーカー保証は「製品そのものへの保証」、施工保証は「施工の仕上がりへの保証」と考えると分かりやすいでしょう。外壁塗装では後者が中心となるのです。
お客様からよくいただく質問(Q&A形式)
外壁塗装の保証については、多くのお客様からご質問をいただきます。ここでは、実際に寄せられる声をいくつか紹介します。
Q. メーカー保証がないと不安なのですが大丈夫ですか?
A. ご安心ください。外壁塗装の業界では、メーカー保証が付かないのが一般的です。その代わり、施工業者が「施工保証」を発行します。保証内容は業者によって異なりますが、池田塗装では施工後の点検やアフターフォローも含め、長期的に責任を持って対応しています。
Q. 施工保証はどのくらいの期間ですか?
A. 塗料の種類や工事内容によって異なりますが、一般的には5年から10年程度が目安です。たとえば高耐久塗料を使用した場合は保証期間も長く設定されます。池田塗装では使用塗料やお住まいの状態に合わせた保証期間をご案内しています。
Q. もし保証期間中に不具合が起きたらどうなりますか?
A. 施工保証は「施工不良」が原因で発生した不具合に対して有効です。万が一、塗膜の剥がれや不具合が発生した場合には、当社が責任を持って補修を行います。自然災害や経年劣化によるものは対象外となりますが、状況に応じて柔軟に対応いたします。
塗料メーカーが示す「規定通りの施工」とは?
塗料メーカーは「設計仕様通りに施工してください」という前提で塗料を販売しています。では、その「規定通りの施工」とは具体的にどのような内容を指すのでしょうか。大きく分けると、湿度管理・希釈量・乾燥時間の3つがポイントになります。
湿度管理の基準
塗料には施工できる湿度の条件があります。多くの塗料は「湿度85%以下」で施工するように定められています。湿度が高すぎると、塗膜の密着や仕上がりに悪影響が出るからです。
たとえば雨の降っている日や真夏の湿度が高い環境では施工を避けなければなりません。これはメーカーが保証条件として明記している重要な要素です。
塗料の希釈量(薄め方)の規定
塗料は種類によって水やシンナーで薄めて使用しますが、その希釈量には厳格な規定があります。多くの場合「5%未満」「10%未満」といった目安があり、特に「10%以上は伸ばさないでください」と指示されることが一般的です。
しかし一部の業者は、塗料の量を節約するために規定の倍近く薄めて使用してしまうケースがあります。その結果、表面は一見仕上がっていても、耐久性は大幅に落ちてしまいます。
乾燥時間と施工間隔の重要性
塗装は「塗って乾かして、次の工程へ」という手順が基本です。塗料ごとに「下塗りから中塗りまでは3〜4時間以上空ける」「1週間以内に次の工程を行う」などの乾燥時間が決められています。
中には「乾いたように見えるから」と感覚的に次の塗りに進んでしまう職人もいますが、これは規定違反です。逆に1週間以上空けてしまうと、再度下塗りからやり直さなければならない場合もあります。
こうした湿度・希釈量・乾燥時間を守ることが「規定通りの施工」であり、メーカーが想定する耐久性を発揮するための最低条件なのです。
塗装業者の技量と管理体制が保証を左右する
外壁塗装において、メーカー保証が存在しない理由を見てきましたが、最終的に重要になるのは「施工業者の技量と管理体制」です。塗料はあくまで“半製品”であり、現場での施工によって完成品となるためです。
「塗料より施工が大事」と言われる理由
塗料はメーカーの品質基準を満たした商品ですが、施工が不十分であれば本来の性能を発揮できません。
例えば、規定通りに湿度管理・希釈量・乾燥時間を守らなければ、どれだけ高性能な塗料を使っても耐久性は落ちてしまいます。
このため、「外壁塗装は塗料よりも施工の方が重要」と言われるのです。つまり、同じ塗料を使っても、業者ごとの技術や管理体制によって仕上がりや持ちが大きく変わってしまいます。
保証を確認するときのチェックポイント
外壁塗装の保証はメーカーではなく施工業者が発行するものです。したがって、業者選びの際には以下の点を確認することが大切です。
- 保証内容が明確に記載されているか
- 工事後の点検やアフターフォローがあるか
- 過去の実績や施工件数が豊富か
- 工事の進め方や管理体制がしっかりしているか
施工業者がどれだけ誠実に工事を行っているかが、結果として保証の信頼性につながります。信頼できる業者を選ぶことが、外壁塗装を長持ちさせる一番の近道と言えるでしょう。
まとめ~横浜市での外壁塗装・屋根塗装なら
本記事では、外壁塗装工事にメーカー保証がない理由について詳しくお伝えしました。
塗料はあくまで“半製品”であり、完成品となるのは施工業者による工事を経てからです。そのため、メーカーが直接保証を出すことは難しく、外壁塗装では施工業者が発行する「施工保証」が一般的となっています。
また、メーカーが定める施工基準には「湿度管理」「希釈量」「乾燥時間」といった細かい条件があり、それを守ることで初めて塗料本来の性能を発揮できます。つまり、外壁塗装の品質や保証の信頼性は、業者の技量や管理体制に大きく左右されるのです。
外壁塗装を検討されている方は、使用する塗料だけでなく、施工を任せる業者の実績や保証内容をしっかり確認することをおすすめします。池田塗装では、適切な施工管理とアフターフォローを徹底し、お客様に安心していただける塗装工事を心がけています。ぜひ一度ご相談ください。
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