「モルタル下地に塗装するやり方がわからない」
「どのような塗料で塗装すれば良いのだろう」
このようにお考えの方は多いでしょう。
住宅の劣化に直結するモルタル下地への塗装は、細心の注意を払わなくてはいけません。
そこで今回はモルタル下地への塗装の知識とおすすめの塗料をご紹介します。
ぜひご参考にしてみてください。
□モルタル下地への塗装について
ここでは、モルタル下地を塗装する上での、4つの仕上げ方法をご紹介します。
1つ目は、リシン仕上げです。
粒状に砕いた石・セメント・樹脂などの混合物を吹き付けます。
古くからある方法で、落ち着いた雰囲気を演出できます。
しかし、表面に汚れがつきやすい点から、近年ではあまり使われていません。
2つ目は、スタッコ仕上げです。
セメントや合成樹脂、石の混合物を吹き付けたり、特殊なコテで塗りつけたり、ローラーを使って表面に凹凸を付けたりする方法です。
近年では、モルタルセメントという原料がよく使われています。
3つ目は、吹き付けタイル仕上げです。
専用の塗装機械を使い、材料を2ミリ程度の厚さで吹き付けます。
表面はタイル状というより、不規則な凸凹があるような仕上がりになります。
4つ目は、左官仕上げです。
コテを使って仕上げたもので、近年でも材料の開発が盛んに行われています。
デザイン性の高い模様塗りで、左官職人がコテを使って仕上げます。
ハンドメイド感のある、独特な仕上がりを楽しんで頂けます。
以上が、モルタル下地への塗装についてでした。
□おすすめの塗料について
モルタル下地はヒビ割れが起きやすいため、塗装には「弾性塗料」が用いられます。
ここからは、おすすめの3つの塗料をご紹介します。
*単層弾性塗料
塗装回数が3回で済み、仕上がりがきれいです。
しかし、弾性塗料の中では最も強度が低いので、注意しましょう。
*微弾性塗料
塗装回数が3回で済み、下地のひび割れを防げます。
強度や耐久性はやや低いことが懸念点です。
*複層弾性塗料
外壁の強度がかなり高くなる塗料です。
しかし、塗装回数が5回であり、手間とコストがかかる点には注意が必要です。
以上が、おすすめの塗料でした。
メリット、デメリットを比べながら塗料を選ぶことが大切です。
□まとめ
今回は、モルタル下地の塗装知識と、おすすめの塗料をご紹介しました。
当初の疑問が解決されたのではないでしょうか。
今回の情報を活用し、自分のイメージ通りに塗装してください。
横浜・川崎周辺で、外壁塗装をお考えの方は、ぜひ当社までお気軽にご連絡ください。
この記事の著者について
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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)