こんにちは!池田塗装の池田です。
今日は、「シリコン塗料の選び方とグレードによる耐久年数の違い」についてお伝えします。
外壁塗装を検討されている方の多くが、「シリコン塗料はそこそこ長持ちでコスパがいい」という印象をお持ちかもしれません。実際、シリコン塗料は外壁塗装で最も多く使われている人気の塗料です。しかし、ひとくちに「シリコン塗料」と言っても、その性能には大きな差があります。
たとえば、「同じシリコン塗料」として提案されていても、使っている製品が違えば耐久年数が2~3年も変わることがあります。なかには、10年も持たない“なんちゃってシリコン塗料”も存在します。
そこで本記事では、シリコン塗料の基本から、グレードごとの違い、選び方のポイントまで、塗装のプロである私たち池田塗装の目線でわかりやすく解説していきます。業者まかせにせず、塗料選びに自信を持っていただけるような内容を目指していますので、ぜひ最後までご覧ください!
シリコン塗料とは?その基本を押さえよう
外壁塗装で使用される塗料の中でも、「シリコン塗料」は最も主流とされている塗料のひとつです。とくに「水性のアクリルシリコン樹脂塗料」は多くの現場で採用されており、一般のお客様からの信頼も厚い塗料です。
実際、塗装業者の見積書や提案の中で「シリコン塗料を使います」といった言葉を目にする機会は多く、「シリコンなら安心」「シリコンなら10年くらいはもつ」と思われている方も少なくありません。
ところが、ここに大きな落とし穴があります。
ひとくちに「シリコン塗料」と言っても、その性能や耐久性にはかなりの差があるのです。市場に出回っているシリコン塗料の中には、10年どころかそれ以下で劣化してしまうような製品もありますし、逆に12年、場合によっては15年近くもつ高耐久なものも存在します。
このように、「シリコン塗料=すべて同じ性能」と思い込んでしまうと、実際に塗ってから「思っていたより早く色あせてきた」「もっともつと思っていたのに…」といった後悔につながることがあります。
つまり、シリコン塗料は“主流”ではありますが、一枚岩ではないということを、まずは押さえておくことがとても重要です。ここからは、具体的にどのようなグレードや種類があり、それぞれにどんな違いがあるのかを詳しく見ていきましょう。
グレード別!シリコン塗料の性能と耐用年数
「シリコン塗料」とひとことで言っても、その中にはさまざまな種類やグレードがあります。見た目は同じようでも、耐久性や価格、施工後の仕上がりには大きな差が生まれます。ここでは、シリコン塗料をいくつかの代表的なグレードに分けて、それぞれの特徴と耐用年数の違いについて解説していきます。
一般的な水性1液型アクリルシリコン樹脂塗料
現在、外壁塗装で最も多く使われているのが「水性の1液型アクリルシリコン樹脂塗料」です。アクリル樹脂をベースにシリコン成分を加えて作られており、価格と性能のバランスが良く、まさに“標準的”なシリコン塗料と言えるでしょう。
このタイプの塗料は、業者の見積書に「アクリルシリコン樹脂塗料」とだけ記載されていることも多く、一般の方にとっては「これで問題ないんだな」と思いやすいかもしれません。ただ、実際の性能は“普通”であり、期待耐用年数はおおよそ10年程度。外壁の環境や日当たりによっては、それよりも早く色あせやチョーキング(白い粉が出る現象)が起こることもあります。
この「水性1液型」という仕様もポイントです。水性塗料は扱いやすく、臭いも少ないため、住宅街などでも使いやすいのですが、耐候性という点では2液型や溶剤系よりもやや劣る傾向があります。もちろん、商品によって差はありますが、「そこそこの耐久性でいい」「コストも抑えたい」という方にとっては、バランスのとれた選択肢となります。
ただし注意が必要なのは、同じ「アクリルシリコン樹脂塗料」でも、メーカーや商品ごとに成分や性能が異なるため、見積書に製品名が記載されていない場合は、実際にどの程度もつ塗料なのか判断がつきにくい点です。
「とりあえずシリコンなら安心」と思い込まず、どのメーカーのどの製品を使用するのかまで確認することが大切です。次の章では、この「標準的なシリコン塗料」よりも性能が高いタイプをご紹介します。
高耐候性のラジカル制御型塗料
近年、外壁塗装の現場でよく使われるようになってきたのが「ラジカル制御型」のアクリルシリコン樹脂塗料です。このタイプは、従来の一般的なシリコン塗料よりも耐候性が高いのが特徴で、「ワンランク上のシリコン塗料」と言っても良いでしょう。
そもそもラジカルとは、紫外線などの影響で塗膜の中から発生する劣化因子のこと。これが塗膜を少しずつ壊し、最終的に色あせやチョーキング現象(塗膜の粉状化)を引き起こします。
ラジカル制御型塗料は、このラジカルの発生を抑える「ラジカルバリア」や「高耐候性酸化チタン」といった特殊な成分を配合することで、塗膜の劣化スピードを抑える工夫がされています。その結果、一般的なシリコン塗料の耐用年数が約10年であるのに対して、ラジカル制御型では12年程度の耐久性が期待できる製品もあります。
もちろん環境や建物の条件にも左右されますが、塗料自体の劣化が遅くなることで、結果的にメンテナンスのサイクルも延ばせるというメリットがあります。
費用はやや高くなる傾向がありますが、「せっかく塗装するなら少しでも長持ちさせたい」「10年ごとの塗り替えを減らしたい」とお考えの方には非常におすすめの選択肢です。
なお、ラジカル制御型の塗料は、見積書などには単に「高耐候型アクリルシリコン樹脂塗料」とだけ書かれていることもあります。ですので、塗料の具体的な商品名をきちんと確認し、耐用年数や性能についてはメーカーのカタログで確認しておくと安心です。
さらに高性能な2液型・溶剤系塗料
シリコン塗料の中でも、さらに高性能なタイプとして注目されているのが、「2液型」や「溶剤系」のアクリルシリコン樹脂塗料です。これらは、一般的な水性の1液型塗料と比較すると、塗膜の強度や耐久性の面で大きな差があります。
まず「2液型」とは、主剤と硬化剤を現場で混ぜ合わせて使用する塗料のことです。混ぜることで化学反応が起こり、塗膜がしっかりと硬化するため、強度が高く耐候性にも優れているのが特徴です。これに対して、1液型はあらかじめ成分が一体化されていて、取り扱いは楽ですが、硬化反応が甘く、塗膜の性能にも限界があります。
また「溶剤系塗料」は、水性に比べて塗膜が緻密で光沢感が出やすく、汚れがつきにくいというメリットもあります。特に外観を美しく仕上げたい方、汚れの付着をできるだけ避けたい方には、非常に適した塗料です。
さらに、2液型・溶剤系は「塗膜の寿命」も長く、商品によっては13年〜15年程度の耐用年数を期待できるものもあります。価格帯は高めにはなりますが、「一度の塗装でできるだけ長持ちさせたい」という方にとっては、結果的にコストパフォーマンスが高くなる場合もあります。
ただし、こうした塗料は職人の技術力によって仕上がりや耐久性が左右されるため、取り扱いに慣れた信頼できる業者に依頼することが前提になります。
同じ「アクリルシリコン樹脂塗料」という名前でも、水性1液型と2液型・溶剤系では性能に明確な違いがあります。選ぶ際には、グレードの違いと期待できる耐久年数をしっかり把握しておくことが重要です。
“安かろう悪かろう”の低品質シリコン塗料
ここまで、一般的なシリコン塗料から高性能なタイプまでご紹介してきましたが、逆に注意が必要なのが「低品質なシリコン塗料」です。表面上は「アクリルシリコン樹脂塗料」と名乗っていても、実際には10年もたないような製品も存在しています。
では、なぜそのようなことが起きるのでしょうか?
そもそも、アクリルシリコン樹脂塗料とは「アクリル樹脂をベースにシリコンを配合した塗料」のことですが、実はどれくらいのシリコンを含んでいないといけない、という明確な基準は存在しません。そのため、ほんのわずかでもシリコンを添加していれば、「シリコン塗料」として販売できてしまうのです。
このような製品は、確かに価格は安く設定されていることが多いですが、耐久性は劣ります。見た目にはどれも同じように見えるため、業者側が「アクリルシリコンです」と言えば、多くの方は安心してしまうかもしれません。しかし、実際の品質は大きく異なる場合があります。
また、こうした低品質塗料は添加剤や樹脂の質も低く、塗った直後はきれいに見えても、2〜3年で急激に色あせが進んだり、チョーキングが発生したりするリスクもあります。安さだけを基準にしてしまうと、結局数年後に再塗装が必要になり、結果的に高くついてしまうこともあるのです。
だからこそ、「シリコン」と書かれているからといって安心せず、どのメーカーの、どの製品名の塗料なのかを必ず確認するようにしましょう。それが、外壁塗装で失敗しないための第一歩です。
なぜ品質差が生まれるの?シリコン塗料の見えない中身
「同じアクリルシリコン樹脂塗料なのに、なんでこんなに耐久性に差が出るの?」と疑問に思ったことはありませんか? 実は、シリコン塗料の品質差には“中身の見えない部分”が深く関係しています。ここでは、性能に差が出る理由を掘り下げてご紹介します。
シリコン含有量のグレーゾーン
シリコン塗料の品質に大きな差が生まれる要因のひとつが、「シリコンの含有量」です。
シリコン塗料は、正確には「アクリルシリコン樹脂塗料」と呼ばれ、アクリル樹脂にシリコン成分を配合して作られています。しかし実は、「どれだけのシリコンを含んでいなければいけない」という明確なルールが存在しないのです。
たとえば、ほんの少しだけシリコンを添加しただけでも、「アクリルシリコン塗料」として販売することができます。極端に言えば、ベースはアクリルで、シリコンが“申し訳程度”しか入っていなくても、名称上は「シリコン塗料」となるわけです。
これが“グレーゾーン”と呼ばれる所以で、同じ「シリコン塗料」という名前でも、中身には大きな差がある原因です。しかもこの違いは、見た目や商品名からは分かりづらく、消費者が判断するのが非常に難しいという問題があります。
もちろん、耐久性はシリコンの含有量だけで決まるわけではありません。他にも、顔料や添加剤、架橋剤など、さまざまな要素が複雑に絡み合って塗料の性能が決まります。とはいえ、シリコンがどれだけ含まれているかは、一つの重要な目安であることは間違いありません。
だからこそ、塗料の選定にあたっては、「どのメーカーの、どのグレードの製品なのか」を確認することが非常に大切です。ただ「シリコン塗料です」とだけ言われた場合は、その塗料がどのレベルの品質なのか、疑ってみるくらいの姿勢が必要です。
耐候性に影響を与える成分は他にも
シリコン塗料の耐久性は、たしかにシリコンの含有量がひとつの判断基準になりますが、それだけで決まるわけではありません。実際には、さまざまな機能性成分や添加剤が複雑に絡み合い、ひとつの塗料製品がつくられています。
たとえば、紫外線による劣化を抑えるために、「ラジカル制御型成分」が配合されているものがありますし、防カビ・防藻性能を強化する添加剤や、塗膜の密着性や柔軟性を高める成分が入っている場合もあります。
こうした成分の配合バランスはメーカーごとに異なり、同じ「アクリルシリコン樹脂塗料」というカテゴリでも、性能に大きな違いが出る要因となります。
つまり、塗料の耐候性は「シリコンが多いか少ないか」だけで単純に判断できないのです。製品としてどのような設計思想でつくられているか、どのような環境下で性能を発揮するかといった、総合的な視点で塗料を見極める必要があるということです。
そのため、お施主様が見積書や提案内容を確認する際には、「塗料の種類」だけでなく、「商品名」や「メーカー」、そして期待耐用年数が明記されているかにも注目してみてください。気になる場合は、メーカーの公式サイトや電子カタログで調べてみるのも有効です。
シリコン塗料を選ぶときの注意点
ここまでご紹介してきたように、「シリコン塗料」とひとくちに言っても、その中身には大きな違いがあります。だからこそ、外壁塗装を依頼する際には、塗料の名前だけで安心せず、具体的な内容をしっかり確認する姿勢が大切です。ここでは、実際に塗料を選ぶときに注意すべきポイントを2つに絞って解説します。
メーカー名・商品名を必ず確認
業者から「水性アクリルシリコン樹脂塗料を使います」と説明されたとき、多くの方は「よく聞く名前だし安心だろう」と思ってしまうかもしれません。しかし、実はこの表現ではどんな製品を使うのか、ほとんど分からないのです。
なぜなら、「水性アクリルシリコン樹脂塗料」というのは、あくまで塗料の“分類名”に過ぎず、同じカテゴリ内でも性能差は非常に大きいからです。重要なのは、その塗料がどのメーカーの、どの商品名なのかを明確にしてもらうこと。
たとえば、「エスケー化研のクリーンマイルドシリコン」「日本ペイントのオーデフレッシュSi」など、具体的な商品名が分かれば、耐候性や価格帯、適した下地なども確認することができます。
見積書に「塗料名の記載がない」「メーカーが不明」な場合は、施工後の仕上がりや耐久性に不安が残る可能性があります。遠慮せずに、「この塗料はどこのメーカーのなんという製品ですか?」と質問してみることが大切です。
「1液型か2液型か」も重要な選択肢
もうひとつ注目すべきポイントが、「1液型か2液型か」という違いです。これは塗料の“タイプ”を表すもので、性能や施工後の耐久性に影響を与える重要な要素です。
1液型は、あらかじめ成分が混ざっているため、扱いやすく工期も短縮しやすいという利点があります。特に水性の1液型は、臭いも少なく住宅街での施工に適しています。
一方、2液型は主剤と硬化剤を現場で混ぜて使うタイプで、塗膜が硬く、密着性や耐久性が高いのが特徴です。耐候性を重視する方や、長期的な視点で塗装を考える方には、2液型の方が適しているケースもあります。
この違いは、見積書に細かく書かれていないことも多いため、「この塗料は1液型ですか?それとも2液型ですか?」と確認することで、仕上がりや持ちの違いを理解しやすくなります。
シリコン塗料「水性」と「溶剤系」の違いを理解する
シリコン塗料には「水性」と「溶剤系」の2種類があります。どちらも一長一短があり、見た目だけでは違いがわかりにくいのが実情です。しかし、実際には仕上がりの美しさや耐久性、発色性など、選ぶ塗料によって大きく差が出ることもあります。この章では、外壁塗装でよくある水性塗料と溶剤系塗料の違いについて、具体的に解説していきます。
塗膜の仕上がりと光沢感の違い
水性塗料と溶剤系塗料の違いのひとつに、塗膜の仕上がりがあります。
まず、溶剤系塗料は、塗膜が緻密に仕上がりやすく、光沢がしっかりと出るのが特徴です。これは、溶剤が蒸発する過程で塗膜が硬く締まり、なめらかな表面になるからです。仕上がりに高級感があり、塗装面に艶を出したい方には溶剤系が向いています。
一方、水性塗料は溶剤系に比べてややマットな仕上がりになります。光沢感では劣るものの、塗膜に弾力があり、環境にもやさしいのが特徴です。住宅密集地など、臭いが気になる環境でも使いやすく、扱いやすいというメリットがあります。
つまり、見た目にこだわる方や艶のある仕上がりを求める方には溶剤系が合っていますが、環境や施工条件によっては水性塗料の方が適していることもあります。
発色や色の選択肢に違いあり
もうひとつの大きな違いが、「色の選択肢」です。
水性塗料は、顔料の性質上、使用できる色に制限があり、特に濃い色(黒やネイビー、スカイブルーなど)を出すのが難しいという特徴があります。また、濃い色を無理に出そうとすると、退色や変色のリスクが高まる可能性もあります。
一方、溶剤系塗料は濃彩色の発色性が高く、選べる色の幅が広いのが魅力です。黒系・青系・赤系など、鮮やかで深みのある色味を出したい場合は、溶剤系を選ぶ方が理想に近づきやすいです。
デザイン性を重視する方や、外観の印象を大きく変えたいという場合には、色の選択肢が豊富な溶剤系塗料を視野に入れることをおすすめします。
まとめ~横浜市での外壁塗装・屋根塗装なら
本記事では、外壁塗装でよく使われるシリコン塗料について、その種類やグレードの違い、選び方の注意点まで詳しくお伝えしました。
「シリコン塗料」と一言で言っても、実際には性能や耐用年数に大きな差があります。塗料名だけで判断せず、メーカーや商品名、塗料のタイプ(水性・溶剤系、1液型・2液型)をしっかり確認することが、後悔のない塗装工事につながります。
また、どんなに良い塗料を選んでも、施工する業者の知識や技術、提案力によって仕上がりは大きく左右されます。塗料の選定に不安がある方は、信頼できる業者に相談することが何よりの近道です。
池田塗装では、お客様一人ひとりのご希望やご予算に応じて、最適な塗料をご提案しております。「うちにはどの塗料が合うの?」「見積書の内容がよくわからない…」といった疑問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。プロの目線で、丁寧にサポートさせていただきます。
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この記事の著者について

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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
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