外壁や屋根の塗装を検討するとき、「どの季節に施工するのがベストなのか?」という疑問は誰もが持つものです。特に横浜市は気候の特徴が明確な地域ですので、それを理解して計画を立てることが重要です。この記事では、横浜市の気候特性をもとに、外壁・屋根塗装に最適な季節、注意点、工期の考え方、失敗を避けるためのポイントまで詳しく解説します。
目次
この記事のポイント
- 横浜市で外壁・屋根塗装に適した季節は?
- 春(3月~5月)と秋(10月~11月)がベストです
- 塗装に不向きな気候条件は?
- 気温5℃以下、湿度85%以上、降雨・結露がある日は避けた方が良いかも知れません
- 台風や梅雨の時期でも施工可能?
- 適切な準備や対策をすれば施工可能ですが、工期が伸びる可能性があります。
- 屋根と外壁では注意するポイントが違う?
- はい、屋根は特に表面温度が高くなるため、作業時間帯や下地の温度管理が重要です。
横浜市の気候データと施工計画
季節 | 特徴 | 影響と対策 |
---|---|---|
春(3~5月) | 晴れの日が多く、日照時間が長い | 乾燥・塗料の定着が良好。洗浄→乾燥→塗装の流れを徹底 |
梅雨(6月) | 雨が多く湿度が高い | 工期延長の可能性あり。乾燥時間を厳守し、余裕を持った計画 |
夏(7~8月) | 高温・猛暑・台風の発生 | 塗膜の気泡やムラに注意。作業時間帯を早朝に集中 |
秋(9~11月) | 9~10月は降水量多め、10~11月は乾燥安定 | 塗料の定着良好だが、台風や秋雨に注意。工程バッファを確保 |
冬(12~2月) | 気温が低く乾燥するが日照時間短い | 気温5℃以下の日は施工不可。採暖・換気対策が必要 |
※出典:気象庁「横浜市の平年値(1991~2020)」
施工が難しい条件とその理由
以下の条件下では塗装作業が難しく、避けるべきです。
条件 | 理由 |
---|---|
気温5℃以下 | 塗料が適切に硬化せず、定着不良を起こす |
湿度85%以上 | 塗料の乾燥が遅れ、仕上がりにムラが生じる |
降雨、結露 | 塗料が流れてしまったりムラになる原因 |
(参考:公共建築改修工事標準仕様書)
台風・梅雨時期の塗装対策
横浜市では7月~10月に台風が多く発生・接近します。台風シーズンに施工する場合は、以下の対策が重要です。
- 足場や養生の強化(強風対策)
- コーキングやシーリングなどの事前補修
- 工期には余裕を持たせる(予備日を確保)
- 近隣住民への事前周知徹底
外壁と屋根、異なる注意ポイント
外壁の注意点
-
チョーキングや小さなひび(クラック)の早期発見
理由:塗膜が弱っているサインで、雨水が入りやすくなります
放置すると:雨がしみ込み、ふくれ・はがれ・カビが発生。補修範囲が広がり費用アップ) -
サッシまわりなどの“染み・垂れ”をチェック
理由:コーキングの劣化や雨仕舞い不良を知らせる「初期サイン」です
放置すると:漏水や木部の腐れ、断熱材のぬれ、室内のカビ・においの原因に -
高圧洗浄後は“しっかり乾燥”
理由:水分が残ると塗料が密着しにくく、仕上がりにムラが出ます
放置すると:気泡・艶ムラ・早期はがれが起き、やり直しで工期も費用も増えます
屋根の注意点
-
表面温度の管理(気泡・ムラを防ぐコツ)
理由:屋根は熱くなりやすく、塗料が早く乾きすぎると不具合が出やすいです
放置すると:ピンホール(小さな穴)や艶ムラ、耐久性の低下につながり、再塗装の手間が増えます -
早朝〜午前の作業中心で“温度コントロール”
理由:気温・表面温度が低めの時間帯は、塗料が落ち着いて広がりやすいです
放置すると:高温で仕上がり不良が出やすく、職人の体調・安全面の負担も大きくなります -
台風前は“棟板金”や屋根材の固定を確認
理由:釘の浮き・割れ・すき間は、強風時の破損・飛散の主な原因です)
放置すると:部材が飛んで周囲を傷つける、雨漏りが起きる、大きな修理費がかかる など)
よくある質問(FAQ)
春秋以外の季節は避けた方がいい?
適切な準備や工程管理を行えば、通年施工可能です。ただし、季節ごとの対策が必須です。
工期の目安を教えて?
標準工期に加えて、季節ごとの推奨バッファを考慮すると安心です。
塗装時の臭いが気になるのですが…
換気計画や低臭タイプの塗料選定で軽減できます。窓を開けられる季節は快適です。
まとめ
横浜市での外壁・屋根塗装は、気候特性を踏まえて適切な季節を選ぶことが成功の秘訣です。春と秋は特におすすめですが、他の季節でも対策をしっかりすれば問題なく施工可能です。事前準備や近隣配慮を忘れず、安心・快適な塗装計画を進めてください。
横浜青葉店(横浜市)のご紹介
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一級塗装技能士/職業訓練指導員(塗装科)/有機溶剤作業主任者/ 足場組立等作業主任者/サイディング塗替え診断士/安全衛生管者・職長教育/雨漏り診断士