見積もり書の見方
外壁塗装の工事における見積もり書は、このように書かなければならないという明確な基準が定められていません。
そのため、表記の仕方は業者によって様々ですが、見積もり書には「あなたから依頼されたお金でこういうことをします」ということの内訳を理解してもらうためのものです。
どこ(部位)を、何(製品名)を用いて、どうする(施工方法)かの3つがきちんと表記されているかどうかが、重要なポイントとなります。
外壁塗装の見積もり書における項目
外壁塗装の見積もり書は、大きく分けて以下の項目によって構成されています。
*足場
高い位置の施工も綺麗に仕上げるために必要な足場は、組立と解体の工程も必要になります。
また、足場の項目の中に仮設足場の組立や飛散防止シートの設置もまとめて表記されることもあります。
家の開口部を除いた外壁面積全体の平米数で表記されることが多いです。
*養生
塗料が万が一にでも飛散してしまったときに被害が出ないように、窓や車、近隣の住宅などをマスキングテープやビニールなどで保護するための工程です。
外壁の平米数で算出する場合と、テープ・シート・ネットなどを実費として一式で算出される場合があります。
*洗浄
高圧洗浄機で外壁の汚れを落とし、塗料の性能を最大限に発揮させるための工程です。
平米数で算出されることが多く、ここでもう一つ確認したいのが高圧洗浄機の性能です。
洗浄圧力は10Mpa以上が好ましいと言われているため、それ以上の圧力であれば問題ないと言えます。
*外壁と屋根の塗装
基本的には、下地処理・下塗り・中塗り・上塗りの工程があり、それぞれにおいて塗料のメーカーや塗料名が記載されているかどうか確認しましょう。
外壁は、外観を綺麗に保つだけではなく、建物の防水性を高めるという機能的な一面もあります。
そのため、塗料の効果を最大限に引き出すための下地処理と、塗料に厚みを持たせて耐久性を高める3度塗りがされていることが重要です。
まとめ
見積もり書は、一社分を見つめているだけではその良し悪しは判断しづらく、安いのかどうか、工程が過不足がないかどうか比較する必要があります。
そのために、複数社から見積もりをとる必要があると言われており、その中から信頼できる業者を選ぶことが大切です。
知らないうちに損失が発生してしまわないように、あらかじめ知識を身につけておいてみてはいかがでしょうか。
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