現在の塗装状況
日本では住宅の集中によって、家ごとの間隔が狭くなっています。
周辺のことを考えると塗料が飛び散るスプレーを使いにくい状況になっており、どちらかと言うと現在はローラー工法がメインの塗装方法になっています。
しかし、吹き付けにも独自のメリットがあります。
では項目ごとに見ていきましょう!
*価格
価格は、スプレーによる塗装のほうが安くなります。
スプレーは塗料を広範囲に吹きかけるため、短時間で塗装を完了できます。
そのため施工期間が短くなり、人件費を抑えられます。
これが価格に影響します。
一方ローラーで塗装する場合は、重ね塗りをするために一度塗った箇所を乾かす必要があります。
そのため施工期間が長くなるため、価格が高くなります。
耐久面
耐久面ではローラーが優れています。
施工期間が長くなる理由で挙げたように、一度乾燥してから重ね塗りをしないといけません。
これの重ね塗りが塗装に厚みを持たせてくれるので、壁の耐久性が上がります。
仕上がり
仕上がりに関してはそれぞれの特徴が出るため、どちらにメリットが多いかを言うのは難しいです。
吹き付けの場合、塗料に細かな石を混ぜるなどデザインを様々な形で変化できます。
豊富な模様を出したい場合は、こちらのほうが良いかもしれません。
一方、ローラーは塗りつけて塗装するため、一面が同じ色になります。
単調になるのは確かですが、ローラーを使い分けることで意匠性のある仕上げにできるようにもなったので、希望のデザインによってはローラーのほうがいい場合もあります。
周辺への配慮と環境
これがスプレー工法の一番のデメリットになります。
塗料を飛ばして塗っていくためどうしても塗料が飛び散ってしまいます。
これによって周辺に住む方の所有物に付いてしまうと、トラブルの原因になります。
もちろん、塗装を行う際には養生と言って、周辺に付かないようシートを被せたりしますが、完璧に防げるわけではありません。
風によって作業を中断せざるを得ないこともあり、環境に左右される工法だと言えます。
一方ローラーはそのようなことはないため、周辺や環境に左右されず作業できます。
まとめ
今回はスプレーとローラーの工法を項目ごとに比較し、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。
スプレーとローラーそれぞれに、その方法でしかできない持ち味があります。
周辺への影響や希望の条件を鑑みて、自分が満足できる工法がどちらかを検討して頂けたらと思います。
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