
「屋根の瓦が色褪せてコケも生えてきたから、そろそろ塗装したい」と考える一方で、
「うちの瓦はセメント瓦?それともモニエル瓦?違いがわからない…」
「近所で工事しているという業者が突然来て、屋根が危険だと言われたけれど本当?」と、悩んでいませんか?
普段は下から見えにくい屋根ですが、築20年前後を境に急激に劣化が進み、ある日突然の雨漏りに見舞われるケースは後を絶ちません。
特に1970年代から90年代にかけて横浜市周辺で大流行した「セメント瓦」や「モニエル瓦(乾式洋瓦)」の住宅では、現在、深刻な塗装トラブルが多発しています。なぜなら、見た目がそっくりなこの2つの瓦は「塗装のやり方(塗料の選び方)」が全く異なり、モニエル瓦に普通の塗料を塗ってしまうと、わずか数年で塗膜がボロボロに剥がれ落ちてしまうからです。そして、その知識のなさを逆手に取るように、悪質な訪問業者による被害も急増しています。
本記事では、数多くの屋根塗装の失敗現場を救済してきた池田塗装の職人が、プロでも間違えることのあるセメント瓦とモニエル瓦の確実な見分け方と、絶対に剥がれない長持ち塗装の極意を徹底解説します。この記事を読めば、もう悪徳業者の言葉に惑わされることはありません。大切なご自宅を雨漏りの恐怖から守るために、ぜひ最後までお付き合いください。
【この記事でわかること】
- 国民生活センターも警告する屋根の「点検商法」の手口と実態
- 外見はそっくりな「セメント瓦」と「モニエル瓦」のプロの見分け方
- モニエル瓦の塗装がすぐ剥がれる原因「スラリー層」の正体
- 見えない下地処理(高圧洗浄と専用下塗り材)にこだわる優良業者の選び方
【あわせて読みたい:外壁にも「塗装できない素材」があるのをご存知ですか?】
屋根と一緒に外壁塗装をご検討される方は多いですが、実は2000年以降に建てられたお住まいの外壁には、通常の塗料を強力に弾いてしまう「難付着サイディング」が使われているケースが急増しています。知らずに塗って数年で剥がれてしまうトラブルを防ぐための見分け方を、プロの目線で解説しています。
▶ 【横浜市】そのまま塗ると数年で剥がれる?塗装できない難付着サイディングに要注意!
目次
横浜市で急増する瓦屋根トラブルと悪質な「点検商法」

屋根は、容赦なく照りつける太陽の紫外線や、台風による豪雨を一番に受け止めている「建物の盾」です。まずは、横浜市の現場で起きている瓦屋根のリアルな現状と、それに忍び寄る悪徳業者の実態をお話ししましょう。
【このパートでわかること】
- 築20年以上の瓦屋根を狙う訪問販売業者の手口
- 国民生活センターが警告する「点検商法」の危険性
- 横浜市ならではの気候が瓦に与える見えないダメージ
築20年以上の瓦屋根を狙う悪徳業者の手口
「近くの現場で足場に上っていたら、お宅の屋根の瓦がズレているのが見えました。このままだと雨漏りしますよ。今なら無料で点検します。」
横浜市の閑静な住宅街で、突然インターホンを鳴らしてこんな言葉をかけてくる業者がいたら、絶対に屋根へ上らせてはいけません。これは、典型的な「点検商法」と呼ばれる悪徳業者の手口です。
昔ながらの日本瓦(陶器瓦)とは異なり、セメント瓦やモニエル瓦は「塗装」によって防水性を保っています。築20年以上が経過して塗装の防水効果が切れると、瓦が雨水を吸い込んで脆くなり、表面にはコケやカビがびっしりと繁殖します。悪徳業者は、下から見てもわかるその「色褪せ」や「コケ」をターゲットにして、住人の不安を過剰に煽るのです。
国民生活センターが警告する「点検商法」の実態
事実、独立行政法人国民生活センターには「屋根工事の点検商法」に関する相談が急増しており、連日のように強い注意喚起が行われています。(参考:独立行政法人国民生活センター「屋根工事の点検商法に注意」)
「無料で点検する」と言って屋根に上った業者が、わざと自分で瓦を割ったり、スレートを剥がしたりしてその写真を撮影し、「ほら、こんなにひどい状態です!今すぐ工事しないと家が腐りますよ!」と高額な契約を迫るという、非常に悪質で卑劣な事件が後を絶ちません。
「今日中に契約してくれたら、足場代の20万円を無料にします」といった大幅な値引きや即決を迫る言葉が出たら、100%疑ってください。適正な工事を行うには、職人の人件費や安全な足場代が必ずかかります。安さの裏には必ず手抜きが隠されているのです。
横浜市の気候(強風・塩害)が瓦に与える見えないダメージ
さらに、横浜市という地域特有の環境も考慮しなければなりません。
起伏に富んだ丘陵地帯が多く、また東京湾に面している横浜市は、台風の際に強烈な風の通り道になりやすい特徴があります。塗装の防水層が切れて脆くなったセメント瓦やモニエル瓦は、少しの飛来物がぶつかっただけで簡単にひび割れたり、欠けたりしてしまいます。また、海沿いのエリアでは潮風による「塩害」が、目に見えない形で瓦の劣化を早めています。
だからこそ、表面的な営業トークに騙されるのではなく、瓦の本当の状態と「素材」を正確に見極められる専門家の診断が不可欠なのです。
プロでも間違える?セメント瓦とモニエル瓦の決定的な違い

「うちの屋根は瓦だけど、塗装できるのかしら?」とお悩みの方へ。実は、瓦の「素材」を見誤ると取り返しのつかない失敗につながります。ここでは、プロが行う見分け方の秘密をお教えします。
【このパートでわかること】
- 外見はそっくりな2つの瓦の特徴と歴史
- 現場のプロはここを見る!小口(断面)の形状による確実な見分け方
- 素材を見誤った「知らずに塗られる」恐怖
外見はそっくりでも中身は別物!2つの瓦の特徴
1970年代から90年代の洋風住宅ブームに合わせて、横浜市周辺でも爆発的に普及したのが「セメント瓦」と「モニエル瓦(乾式洋瓦)」です。
セメント瓦は、セメントと砂を混ぜて型に入れ、乾燥させた後に表面を塗装して仕上げたものです。一方、モニエル瓦はセメント瓦の一種ではありますが、製造過程で表面に「スラリー層」という着色セメントの層を厚く塗り、その上に透明なクリアー塗装をして仕上げるという、非常に特殊な構造を持っています。
厄介なことに、この2つの瓦は屋根に葺かれている状態を下から見上げただけでは、形も色もそっくりでほとんど見分けがつきません。しかし、メンテナンスの方法は天と地ほど異なります。セメント瓦は一般的なスレート屋根と同じ工法で塗装できますが、モニエル瓦は「特殊な下地処理と専用の塗料」を使わなければ、絶対に塗装が定着しないのです。
現場のプロはここを見る!小口(こぐち)の形状による見分け方
では、私たち現場の職人はどのようにしてこの2つを見分けているのでしょうか。
一番確実な方法は、屋根材の「小口(こぐち=瓦の先端の切り口、断面部分)」を近くでよく観察することです。
セメント瓦の小口は、スパッと切られたように平らで「ツルツル」しています。これに対し、モニエル瓦の小口は、コンクリートを荒くちぎったような凹凸があり「ザラザラ・ゴツゴツ」しているのが最大の特徴です。
また、モニエル瓦の裏側や側面に「MONIER(モニエル)」というロゴが刻印されていることも多いです。私たち池田塗装の職人は、必ず屋根に上るかドローンを近づけ、この小口の形状をルーペを見るような真剣な眼差しで確認し、絶対に素材を見誤らないための診断を行っています。
業者選びの落とし穴「知らずに塗られる」恐怖
最も恐ろしいのは、知識や経験の浅い業者が「あ、ただのセメント瓦ですね。普通の塗料で安く塗れますよ」と安易に判断してしまうことです。
数年前までは、塗装業界の中でさえ「モニエル瓦は塗装をしてもすぐに剥がれるから、塗装しない方がいい(葺き替えるしかない)」と言われていたほど、扱いの難しい厄介な代物なのです。それを知らずに、あるいは知っていて見ないふりをして、普通の安い下塗り材を使って塗装をしてしまったら…。
お客様が数十万円という大金を払って綺麗にしたはずの屋根が、わずか1〜2年で日焼けした皮膚のようにペロペロと剥がれ落ち、見るも無惨なマダラ模様になってしまう。私たちは他社が施工してそんな悲惨な状態になった屋根からのSOSを何度も受けてきました。だからこそ、最初の「見極め」が命なのです。
モニエル瓦の塗装はなぜ難しい?失敗を防ぐ「スラリー層」対策

「うちの屋根はモニエル瓦だった…塗装は諦めるしかないの?」と不安になる必要はありません。正しい知識と技術、そして専用の材料を使えば、美しく強靭な屋根に蘇らせることは可能です。
【このパートでわかること】
- 塗装を剥がす厄介者「スラリー層」とは何か
- 高圧洗浄と徹底したケレン作業(下地処理)へのこだわり
- モニエル瓦専用の下塗り材を用いた「3度塗り」の重要性
塗装を剥がす厄介者「スラリー層」とは?
モニエル瓦の塗装が難しい最大の理由は、表面に作られている「スラリー層」の存在です。
経年劣化によって一番上のクリアー塗装が剥がれると、このスラリー層がむき出しになります。スラリー層は非常に脆く、手で触ると粉を吹いたようにボロボロと崩れてしまう層です。
知識のない業者が、このボロボロのスラリー層の上からそのまま新しい塗料を塗るとどうなるか。塗料は瓦そのものではなく、今にも崩れ落ちそうな粉の層にくっついているだけになります。そのため、強風や雨が当たると、古いスラリー層ごと新しい塗料がベリッと剥がれ落ちてしまうのです。ガムテープの粘着面に砂をつけてから壁に貼っても、すぐに落ちてしまうのと同じ原理です。
高圧洗浄と徹底したケレン作業(下地処理)が寿命を決める
「外壁塗装や屋根塗装は、上に塗る塗料だけで工事の良し悪しは決まらない」
これが私たち池田塗装の信念です。モニエル瓦を成功させるための最大の鍵は、塗る前の「下地処理」にあります。
通常の屋根塗装でも高圧洗浄は行いますが、モニエル瓦の場合は桁違いの労力をかけます。ただ汚れを落とすだけでなく、劣化した脆いスラリー層を「高圧洗浄の水圧で徹底的に削り落とす」という感覚で洗うのです。時にはワイヤーブラシを使った手作業(ケレン作業)も交え、脆弱な層を完全に除去するまで何度も何度も洗い流します。
この作業には大変な時間と手間がかかりますし、周囲に真っ黒な泥水が飛び散るため、ご近所にご迷惑をかけないための完璧な飛散防止ネットの養生も必須になります。見えない下地処理にどれだけの執念を持てるか。ここに職人の本物のプライドが宿るのです。
モニエル瓦専用の下塗り材を用いた「3度塗り」の重要性
脆弱なスラリー層を取り除いた後は、いよいよ塗装の工程に入ります。ここでも普通の塗料は使いません。
各塗料メーカーから出ている「モニエル瓦(乾式洋瓦)専用の下塗り材(シーラー)」をたっぷりと、瓦の奥深くまで浸透させるように塗り込みます。この専用下塗り材が、劣化した瓦の表面をガッチリと固めて補強し、上に塗る中塗り・上塗り塗料との「強靭な架け橋」になってくれるのです。
もちろん、下塗り・中塗り・上塗りの「3度塗り」を徹底し、メーカーが定めた乾燥時間を厳守することは言うまでもありません。女性のお化粧と同じで、洗顔(洗浄)と下地(下塗り)を完璧に行うことで初めて、10年後、15年後も美しい艶を保つ屋根が完成するのです。
【あわせて読みたい:瓦屋根からの軽量化をご検討の方へ】
セメント瓦やモニエル瓦は重量があるため、地震対策として軽い屋根材へリフォームしたいというご要望も増えています。塗装でのメンテナンスが難しいほど劣化が進行している場合や、屋根を軽くして家への負担を減らしたい場合は、既存の屋根を活かしつつ軽量で強靭な金属屋根にする「ガルバリウムカバー工法」や「葺き替え」もおすすめです。
▶ 【横浜市】屋根塗装ができない?ガルバリウムカバー工法のメリットと費用を解説
まとめ~横浜市のセメント瓦・モニエル瓦塗装なら池田塗装へ!
本記事では、横浜市でご相談の多いセメント瓦とモニエル瓦の確実な見分け方から、悪質な点検商法への対策、そしてモニエル瓦を長持ちさせるための見えない下地処理の重要性について詳しくお伝えしました。
大切なお客様の資産であり、ご家族の命を守り続ける屋根を、間違った知識や手抜き工事で台無しにしてしまう悲劇は絶対に起こしてはなりません。屋根塗装は、ただ色を塗り替えるだけではなく、建物の寿命を根本から延ばすための大切な「治療」です。
「無料で点検します」といった訪問業者の甘い言葉や、安すぎる見積もりに惑わされず、建物の本当の素材を見極め、適切な治療法を提示できる「本物の職人の目」を頼ってください。
わたし達、池田塗装は、川崎市に本店を構え、横浜市エリア(青葉店・中央店)も広くカバーする、地域の皆様の住まいと真剣に向き合ってきた職人直営の外壁・屋根塗装専門店です。
私たちは、利益優先で下請け業者に仕事を丸投げするような無責任な体制は一切取っていません。セメント瓦やモニエル瓦のような、高度な知識と大変な手間が求められる屋根工事であっても、経験豊富な自社の職人が専用の材料を用い、自分の家を直すような熱い気持ちで一軒一軒丁寧に向き合います。だからこそ、無駄な中間マージンを省いた「適正価格」で、最高の仕上がりをお約束できるのです。
「うちの屋根はセメント瓦?それともモニエル瓦?」
「訪問業者に屋根が傷んでいると言われて不安で眠れない…」
そんな疑問やお悩みが少しでもあるなら、決して無理な押し売りはいたしませんので、まずはプロの目による無料の屋根診断から始めてみませんか。池田塗装では、安全で精密な最新のドローン診断も導入しており、お客様と一緒にモニターで屋根の現状をご確認いただけます。横浜市で安心して任せられる屋根塗装をご検討なら、どうぞお気軽に職人直営の池田塗装へご相談ください。
「HPを見たのですが…」と、0120-711-056(年中無休7時〜19時)まで、お気軽にお電話下さい。
また、「相談したいけど対面は少し心配…。」といった方に向けて、LINEやzoomを使った外壁塗装の相談もお受けしております。
どうぞお気軽にご相談下さい。
「HPを見たのですが…」と、0120-711-056(年中無休8時〜19時)まで、お気軽にお電話下さい。
川崎市・横浜市を中心に神奈川県全域が施工エリアになります。お家の外壁塗装、屋根塗装は職人直営専門店の「池田塗装」にお任せください。
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この記事の著者について

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2021年3月31日、はじめて執筆の書籍「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」をクロスメディア・パブリッシングより出版。(各図書館に置かれています)
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、毎日お客さまの信頼を得られるよう頑張っています。 世の中には不誠実な業者も多く、リフォームで後悔する人が後を絶ちません。
一人でもそういう方がいなくなり、私たちが地元の皆さまに貢献できればと思っています。川崎市・横浜市にお住まいで、外壁塗装についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。(会社概要・本店について|青葉店はこちら)








































































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